ルワンダで100万人のツチ族が虐殺されたのをご存知ですか?
1994年、今からまだ13年前のことです。ルワンダという国で大量虐殺が行われました。同じ言語を話し、はっきりとした違いもない二つの種族。その一方がもう一方を3ヶ月以上の間殺し続けるのです。詳しくは↓http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E7%B4%9B%E4%BA%89この本はそんな大混乱の中、かろうじて生き延びた女性の、身を切られるような体験談です。昨日まで親友だった人、近所の人、お世話してあげていた人までが、「殺せ!殺せ!」と叫びながら武器を手に迫ってくるのです。女性はレイプされました。子供達は目の前で親を殺されてから殺されました。身体の一部を切られたまま放置された人もいました。死体は高く積まれ、異臭がそこらじゅうに充満していました。家族の亡骸がどこにあるのかもわからない状態です。1994年、ルワンダでそんな事になっていると、私は知らずに安穏と暮らしていました。この近代社会で、情報が溢れている社会で、そんな大変なことが知らされないなんて・・・もっと世界に目を向けなければいけないと思うとともに、この本を薦めたいと思っています。