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カテゴリ:うちの本棚
図書館で借りた、高村薫『土の記』の上巻をようやく最後まで読みました。
まだ下巻もあるので、のーんびり読むつもりです。 【中古】土の記 上/ 高村薫 よくアニメを観ます。マヒワに借りて、時々マンガも読みます。 今のアニメもマンガも、とにかく展開がめちゃくちゃ早い。めまぐるしく、ド派手に展開して、何がどうなっているのかわからなくなることもしばしばで、僕も知らず知らず、そういうのに慣れてしまっているものだから、こういう展開の乏しい作品は、却って読むのがしんどくなってしまいます。 もちろん、そこがいいんです。 せっかちに筋を追うのではなく、自分の生活と、もう一つ、作品中の人物の生活と、その両方をときどき重ね合わせながら、じっくり生きる。 一人の農家の男(70代)の、その精神世界の豊穣さに驚き、発見し、また作家の卓越した書きっぷりを贅沢に味わって、じっくりじっくり読んでいく。 そういうスローで贅沢な読書のできるのが、純文学の醍醐味ではないでしょうか。 昨年の夏から今年にかけて、いい本に巡り会っています。 【PR】----------------------------------------------- 【送料無料】 聖書 聖書協会共同訳 引照・注付き SIO43 / 日本聖書協会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.02.10 20:06:44
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