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アキュフェーズの新プリアンプC-2810です。
購入ではありません。 今回もショップの好意により試聴することができました。 今使用しているC-10.2に特に不満はありませんが、新製品という響きに興味があったのと、リモコンの魅力に惹かれ、聴いてみたいとリクエストをしたのです。 アキュフェーズは信頼の置けるメーカーなので、肝心の音が良ければ(好み)であれば、当然買い替えを想定しての試聴です。 実は今までアキュフェーズのアンプとは相性が良くなく、過去にも2台のプリアンプを使用したことがありますが、どちらも短期間での変更になった経緯があり、音がどの様に進化したのか、変化しているのかが気になっていました。 外見は一目でアキュフェーズと分かるシンメトリカルなすっきりしたデザインで、木目の天板も美しく何時までも眺めていても飽きない所有欲を擽られる魅力に溢れています。 ラックの収まりも良く安心して使用することができます。 正面パネルのディスプレイで音量がdB表示されるようになりました。 レビンソンの真似かもしれませんが、実用性はともかく新製品のアピールとしてはいい感じです。 裏面には天板のスリッドが無くなった代わりに端子上部に小さい穴(換気口)があいています。 試聴後に天板を触ってみましたが特に熱さは気になりませんでした。 昔使用していたサンスイのC-2301の方が、パワーアンプ並みに熱くなっていたので、全然意識する必要は無いと思います。 端子も過去の製品同様の配置で頑強な作りになっています。 フォノイコライザーも前作の物がそのまま使用できるので、C-2800からの買い替えユーザーを想定していることが窺えます。 但し、テープ端子も同様なのはどうでしょう。確かにテープを愛用されている方には必需品かもしれませんが、需要がどの位あるか怪しいものです。 テープ端子もユーザーが選択できるスロット式でいいような気がします。 C-10.2との2ショットです。 C-2810の方が一回り小さく奥行きも短くなっています。 天板の美しさは互角でしょうか。 前面のデザインは並べてみるとC-10.2の野暮ったさが目立ちます。 フォノイコライザー、リモコン、ヘッドフォンも無いのに何故、C-10.2はこんなにでかいのでしょう。 向かって右側にボリューム、左側にセレクター、それ以外はポケットに隠すというデザインはアキュフェーズのC-280がメジャーな製品としては最初だったと思います。 C-10.2のボリュームは重くゴリゴリとしていてかなり特徴(癖)がありますが、C-2810はそれと比べればとてもスマートです。それにリモコン装備が売りの一つです。 C-10.2にリモコンがあればと何度思ったことか・・・ 背面のレイアウトもスロットの有る無しはありますがほとんど同様です。 CDPを繋ぐためにセットした際にも銀単線のXLRケーブルも曲げずにほぼそのまま接続できました。 ただ、C-10.2もそうですがRCA端子の間隔をもう少し離して欲しいものです。 ごつい大型のプラグを繋ぐとプラグの隙間がぎりぎりなので・・・ C-10.2と入れ替えてCDの試聴に入りました。 定番のノラ・ジョーンズのSACDで聴きました。 出てきたその音は・・・ 素晴らしいS/Nです。 瑞々しい音、透明感のある音、清らかさ、情報量の多さは絶品です。 S9500がモニターSPに変化したようです。 流石は国産の雄アキュフェーズのフラッグシップと唸りながら、暫しの間聴き続けました。 しかし、長時間聴き続けることは残念ながらできませんでした。 それは高音部が私にはきついのです。 キラキラする高音はアキュフェーズアンプの特色の一つとして以前から知っていましたし、それがどの様に変わったか一番注目していましたが、最新機種でもそれは変わらず(その様に感じる)私にはきつく感じるのです。 サンスイのぐいぐい行く野武士的な音で長年親しんだ耳には、ややくすんだラックスの音が丁度いいようです。 プリアンプはSPの次に音の要素を決める重要なファクターであることや、メーカーの考え方、主張の違いを自分の耳、自分のシステムで確認する結果となりました。 JBLファン、ラックスファンである私はアキュフェーズファンでもあります。 アンプの音に関して、方向性は私の求めているものと違うようですが、オーディオに対する姿勢や接客には敬意を表したいと思います。 新製品のセパレートCDにも注目していますし、前作のセパレートCDはX-01との購入に最後まで迷った事が記憶に新しいです。 自家製ユニットの音がどうなのかも単純に興味もあります。 新DACの写真を見ていて思ったのですが、前面のセレクター表示状況から見て、アキュフェーズお得意のスロット式ではなく、端子群は固定式のように思われます。 チャンネル・ディバイダーDF-45もスロット式ではなく固定でしたので、今後発売が予想されるヴォイシング・イコライザーDG-38の後継機も、固定式であれば私的には期待大です。 CDPからヴォイシング・イコライザーにデジタル接続するのではなく、CDPはCDP内のDACを使用したい場合、ヴォイシング・イコライザーはプリアンプ→チャンデバ間の間に繋ぐますが、ヴォイシング・イコライザー1台内でA/D、D/A変換を完結してくれるモデルがコスト面含め望ましいのです。 更にそのA/D、D/A変換が新CDPのボードと同一ならばいうことがありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 21, 2006 04:48:42 AM
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