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久しぶりの更新です。
プリアンプの試聴も終り、今後もC-10・2との付き合いになります。 C-2810を返却して改めてC-10・2と比べてみるとS/N、情報量の多さはC-2810の圧勝だったと思います。 剃刀のような鋭さがあり、さすがアキュフェーズと言ったところです。 こう感じさせるのが狙いなのでしょうし、アキュフェーズの考えるハイエンドの音はこれなのだと言われているような気がします。 残念ながら私には刺激的すぎましたが、組み合わせるSPも変われば当然ながら、印象も変わったのかも知れません。 無理やり買い換える必要はないのですが、他候補も考えてみました。 まず筆頭はラックスのC-1000F C-10・2の後継として当然考えましたが、値段は・・・まぁいいとしても、RCAが3組しか接続できなのがネックになりました。更に開発世代を考えればパワーはペアーとなるべきB-1000Fの方がバランスが取れる、取れていると思うので外しました。 mark Levinson No.32 No.32は品格、ネームバリュ共に魅力ありますが、さすがに新品を購入する気にはなれないので、必然的に中古が対象になりますが、なかなか品はないので気長に考えたいと思います。 ただ、XLRがパワーアンプと番号が変わるのが気にはなります。 C-2810ショック以後ですが、ピュアオーディオに対する情熱は失せてはいませんが、いない筈ですが、最近ふっと感じることがあります。 「こんな大そうなシステム(マルチアンプ)が必要か?」 「もっとシンプル(シングル)でいいのではないか?」 「ラックスの良さを再認識したのならラックスのプリ+パワーでもいいのではないか」 グレードアップの名の下に機器を増やし、物量で推し進めてきた今までを、果てや自分自身の行いを否定する考えです。 仮にCDを聴くだけの場合、CDPとSP、プリメインアンプがあれば事足ります。 今更、それに戻るつもりも現所有システムを処分するつもりも勿論ありませんが、パワーアンプ4台のスイッチを入れる度にそんなことを感じ、一度チャンデバを外してラックスのプリ+モノパワー2台による再生を試みました。 S-9500導入時に既にマルチアンプになっていた為に、S-9500のシングル接続をしたことが今までほとんど無かったのです。 問題は右のパワーアンプが遠いのでケーブルがプリに届くかが心配でしたが、一時的に少し配置を変えて接続は出来ました。 S-9500の背面のスイッチをそれぞれノーマルに戻し、SPケーブルも1組にして試聴開始です。 ケーブルの組みなおしやS-9500のスイッチ変更は面倒でしたが、それ以上に気がかりだったのは「マルチアンプと大して変わらなかったらどうしよう」という不安です。 グレードアップ実行中とはマインドが違う状況での試聴です。 聴く時の気分はシステムの実力以上に耳に作用するかもしれません。 今はマルチに自分自身が疑問を持っています。 そんな不安を抱いたまま、お決まりのノラ・ジョーンズの出番となりました。 軽い・・・というのが第一印象でした。 自分に嘘は付きたくないのでなるべく肩入れしないように、偏見がないように聴きましたが、軽いというか薄いというか、マルチと比べ音にコクがありません。 シンプルというマインドに傾斜している今の自分でもその違いは分かります。 決してシングル接続が駄目な訳では無いのですが、マルチは音に厚み(圧力)が増すのがはっきり分かりました。 S-9500のネットワークの音のオリジナルはこれなのだと思います。 軽いという表現は悪いようですが、ねっとりした湿気のある音が好みの私には軽いと感じましたが、表現を変えれば軽快だと言えます。 軽快でカラッとしている正に正当なJBLサウンドのようです。 ただ、濃厚な音に慣れた耳には物足りないというのが正直な感想で、マルチの価値を実感できてホッとしたのが本当のところです。 自己否定にもならず一安心ですが、やはり無駄なような気がするのはアメ車の図体のデカさに通じる無駄=余裕なのだと納得したいと思います・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 5, 2007 05:08:16 PM
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