|
カテゴリ:カテゴリ未分類
2台目の試聴はパスラボX0.2です。
パスラボ製品はプリアンプ以外でも一度も聴いたことが無かったので、どの様な音なのか興味津々で試聴に望みました。 それに今回の試聴で最も期待をしていた1台でもあります。 それは凝りに凝った3個体であるということです。 本体と電源の2個体は各メーカーのフラッグシップモデルに見られますが、本体も左右別々にしてしまうという構造は他にはなく、メーカーの音に対する強い拘りを感じます。 私の好きな分かりやすい物量投入タイプです。 接続ケーブルが短いので必然的に3台を重ねて置くことになりますが、1台1台がコンパクトなので3台を重ねてもそれ程の威圧感はありません。 ボディはシンプルな作りですが、1台1台がっしりしていて剛性は高いようです。 1段目を電源・コントロール、2段目をL、3段目をRとして接続を行いました。 電源・コントロールと本体とはそれぞれ専用のケーブルを2本ずつ、計4本を繋ぎますが、まるでパソコンの接続のようです。 音声端子はRCA、XLRそれぞれ5系統あり、合計で10系統と多いですが、ライン1でRCA、XLRのどちらか1方を選択するタイプなので実質的にはXLR、RCA混合の5系統です。 ハイエンドとしてRCAが多いのは有り難い存在ですが、使い勝手は他の候補主と比べかなり悪いです。 第一は音質優先との理由から(この拘りには頭が下がりますが)メインパワーのスイッチが省略されています。 常時通電です。消費電力は45wのようです。 第二はリモコンが使いにくいです。 ボタンが4つしかなく、十字に配置されているだけなので、全てのボタンが何かしらの兼用になっています。 今、なにを操作しているのかは本体のディスプレイでその都度、確認しなければ分からないので不便です。 慣れれば問題ないのかもしれませんが。 いろいろと不都合な事もありますが、肝心な音が他を圧倒すれば十分容認できるレベルです。 大いなる期待を持って試聴に入る予定でした・・・ これは試聴機の不具合なのか、もしくは私のシステムの環境(S9500+マルチ接続)なのかは断定はできませんが、残留ノイズが大きすぎて試聴というレベルではありません。 無信号状態でS9500のホーン部分に耳を近づけなくてもノイズが聴こえます。 音楽も全てにシューシューというノイズが盛大に掛かり、まるで埃だらけのレコードを聴いているようです。 マルチの場合は確かに残留ノイズが問題になりますが、これまでとはレベルが違いすぎます。 徒労感だけを残し接続を外すしか他、出来ることはありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 18, 2007 01:08:12 PM
|