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ホームシアターとアクアリウムの世界

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Dec 16, 2007
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プリアンプの試聴も最後の1台になりました。
ラックスマンのC1000fです。

P1020388.JPG


実はこれが一番最初の試聴でした。
今までのプリアンプの試聴はC10/2との聴き比べというよりはC10/2も含め、C1000fとの比較がテーマとなっていました。

20120959.JPG

C10/2とのツーショットです。
同じメーカー品とは思えないデザインの変更です。
全体的なデザイン、色合いもそうですが、この様に並べてみるとC10/2のレトロな雰囲気にもいい味があり、野暮ったさも含めて私は好きでした。

レビンソン、マッキンのように一目でこのメーカーだと分かるブランドもありますが、車と同様に日本にはそのような考え方はあまりないようです。
性能という面での革新は大歓迎ですが、デザイン面も過去をもう少し継承してもいいのではないかと、個人的には思います。
しかし、新しい物好きの私達日本人は、中身が変われば外見も変わるのが当然、という風潮なので旧製品はあくまでも過去のもの、と割り切るのも仕方がない選択なのかもしれません。

20121029.JPG

寸法は全てにおいてC1000fが二周り程小さく、非常にコンパクトにできています。
天板も供給の関係もあるのか、伝統の木目から無機質のステンレスになって、新世代を主張しています。

C10/2との違いはサイズやデザインだけではありません。
それは製品としての圧倒的な剛性感の高さです。

本体を持てば、がっしりと作られているのがはっきり分かりますし、天板を指で叩いても音が違います。
さすがにコスト度外視で作成されたというだけのことはありそうです。
剛性感というポイントでは今回試聴した機器全てを上回っていました。

心臓部はC10/2と同様に4回路のフルバランス設計ですが、最大の売りは電子制御されたボリュームLECUA1000です。

デザインは向かって左側にインプットツマミ、右側にボリュームツマミ、その間にディスプレイが置かれています。
5cmのアルミを刳り貫いたフロントパネルを用いてツマミとツマミの間が盛り上がるように仕上げています。
フロントパネルは左右の角まで回り込んで大きなアールが取られています。
アールは後ろ側にも及びスペシャルモデルであることをアピールしています。

C10/2のようにシンメトリックではなく意図的に右側にずらされているので、下に敷かれたボードのエンブレムとのずれが気にはなりますが、この先10年はラックスマンの顔であることは確かです。

X-01との接続なので位相は逆相に合わせています。

P1020380.JPG

ボリューム等のノブはリモコン主体でありながら適度な重さがあって、手元で操作するのも楽しそうです。
ディスプレイの表示はインプットとボリュームのデシベル数値ですが、字が小さいため離れていると何が表示されているのか分かりません。
デジベルの稼働域は-71dBから1dB単位なので、木目細かく調整が行えます。
リモコン操作でも非常にスムースに思い通りの音量にできます。
移動スピードも早くストレスはまったく感じませんが、素早く数値を変える際には「コココ」と極小さなノイズが入ります。
このノイズは今回の全てのプリに音色自体は異なりますが存在しています。
最低音量も問題ありません。
一つ気になる点はRCAとXLRでのゲイン差です。
ボリューム位置が同一の場合、RCAとXLRでは出てくる音量に差があります。
RCAからボリュームを絞らずにXLRに切り替えるとかなり大きな音になります。
慣れれば問題はありませんが、最初はかなりと戸惑いました。
この点は他の機種は最初から考慮されているので、ディスプレイ表示と共にC1000fのウイークポイントといえると思います。

P1020378.JPG

接続は入力がRCA、XLR共に3系統、出力はRCA、XLRが共に2系統となっています。
テープ端子はありません。
随分思い切った設計です。
ライバルは当初アキュフェーズだと勝手に思っていましたが価格もそうですが、どうも海外製のモデルを相当意識しているように感じます。
メーカーの説明ではXLR→XLRが一番パフォーマンスを発揮するとアナウンスしています。
最新のハイエンドにあるバランス優先の設計です。
また、RCA入力に限りますが、出力をRCA2系統でバイアンプ仕様にすることもできるようです。
そうすれば4台のLECUA1000をフルに使うことができるとのことです。

プラグの抜き差しの感触も抜群です。
端子もがっしりしており、RCA端子の間隔も十分にあるので、太いケーブルでも苦になりません。

P1020384.JPG

電源ケーブルもメーカーのログが入った特注品です。
適度に柔らかく根岸N2よりも使いやすいと思います。
刺した感触も食いつきよく、しっくりしていて良好です。
長さは目測ですが1.8mはあると思います。
取り説も豪華版です。
S9500には敵いませんがバインダー仕様になっています。
所々でハイエンドを感じる演出がされています。

P1020414.JPG



プリの変更が発端でしたが構成する機器も大きく変わりました。
音のインプレは次回に。













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最終更新日  Dec 30, 2007 01:30:46 AM



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