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久々で今更ですがDLA-HD350の続編です。
モデルチェンジや技術進歩の激しいAV世界において、最も使用スパンの長かったソニーVPL-VW10HTからの代替えです。 HD350はVW10HTとほぼ同サイズでレンズが非対称な点がスタイル面で似ています。 レンズシフトのおかげでVW10HTのような疑似天吊にしなくていいのがとても便利です。 センターを出さなくてもいいのでポンと適当に置くだけでもそのまま使用できます。 但し、スクリーンに対して水平を出すのと垂直に置く必要があるので、全くのイージー設置とは言えません。 脚を回して高さを出すのですが、調整は隙間があまりないので正直やり難いです。 神経質になると何度か回すので気になるポイントではあります。 排気口は前面と側面なのでぴったりと後方の壁に寄せられるため、後ろ側に余裕のない場所に適しています。 本体も比較的軽いので設置自体は簡単に済みました。 AV8003とは15mのHDMIケーブルで接続しています。 私はHDMI 1本なので関係ありませんが、2本目との間隔も十分とってあるので、大型のケーブルも問題なく2本繋げると思います。 電源ケーブルはVW10HT用をそのまま代用しています。 インレットを差し込む場所が丸型に開いているので、本格的なケーブルの接続も考慮されているようです。 ケーブル接続面がVW10HT時と逆になるため、ケーブル長とケーブルの曲りがきつくなることによる接続面のストレスが苦慮されましたが、HD350の位置を少しずらすことでケーブルの長さに余裕を持たせ、ケーブルも大きな弧を描くようにしたのでストレスも緩和されています。 レンズキャップはなく、電動のシャッターが装備されています。 電源ONで開閉する様は新製品を購入した実感があります。 開閉の際の音にはびっくりしますけど。 調整はズームや映像範囲もリモコンで出来るのでやり易く快適です。 マニュアルを見なくても直感で操作できる点も楽です。 スクリーンに映し出された映像は率直に奇麗です。 調整も何もしていない状態でこの映像が得られることに9年間の進歩を感じます。 VW10HTでやっかいだった緑かぶりも全くありません。 VW10HT比で一番の違いは黒の表現です。 VW10HTは調整としてコントラストを最大にして光度を限界まで下げていました。 更にレンズ前にフィルターを付けて対処していましたが、黒が濃い灰色までにしかなりませんでした。 HD350はいとも簡単に黒を黒として映し出し、その中に艶と濃さの濃淡まで表現しています。 VW10HTは上記の通りの設定なので、暗いシーンでは何が映っているのか分らないことが多々ありました。 同じシーンをHD350で見るとその違いをはっきり感じることができます。 但し、明るいシーンではVW10HTと変わらないと思わせる所もあります。 両者を並べて同時に比べている訳ではないのであくまで記憶上ですが、細部の表現ではVW10HTも大いに健闘していたと思います。 暗部の差はHD350の圧勝ですが、明るい場面ではVW10HTも奇麗で繊細だったのです。 それが我が家でのロングランの最大の理由かもしれません。 新機種が発売されてすっかり旧機種になってしまいましたがポテンシャルは十分です。 イコラジングに左程興味がない私には程好い選択だったと思っています。 今後は東芝のBDレコーダーとWiiのHD化の動向が気になります。 BD-Rはパソコンにドライブがあるので焼いていますが、HD画質ではなくSD画質で高画質の恩恵ではなく、長時間の録画用として活用しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jul 15, 2013 12:03:31 PM
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