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苦労して置き場所を確保していよいよT-1000の設置に入ります。
T-1000のサイズはW465mmxH140mmxD402mmで重量は11.8kgです。 アキュフェーズの標準サイズで大きさの割には軽いというのが第一印象です。 見た目もアキュフェーズルックそのもので古臭いですが安心感があります。 前面パネルには電源スイッチを始め、選局ボタン、チューニングノブがレイアウトされていて、ノブは想像以上に軽く回るので重厚なイメージを持つと裏切られた気分がします。 裏面にはRCA、XLRのアナログ出力と共に今回の売りである同軸デジタル出力が装備されています。 当初はラックの棚板間隔だけを調整し、旧チューナーの使用環境そのままでケーブル、アンテナの接続を行いました。 電源だけは脱着式に変わったため、HSR-510の事情で購入したオルトフォンを繋ぎ、電源をONにしました。 T-1000にはオートチューニング機能が付いていないので、普段から聴いているFM局の周波数にノブを合わせます。 ノブが動く度にピピピと電子音が鳴り期待が膨らみます。 赤いデジタル表示の数値を確認して初の音出しです。 出てきた音は旧チューナーと比べ、明らかに左右の広がりと念願だった奥行きが眼前に再現されました。 しかし、もっと気になることが発生しています。 ジーというノイズが耳に付きます。 思わず周波数を再度確認しましたが間違っていません、一致しています。 今まででこの局でこのようなノイズは聞こえたことがなく、一番クリアだったFM局だけにショックと共にかなり焦りました。 利得はレベルメーターの最高値の5を指しています。 動揺しながらも思い当たる点を考え、原因が分かりました。 犯人はブースターでした。 旧チューナーで4素子のアンテナに変えた後に更なる利得アップ策としてブースターを入れていましたが、それがノイズも一緒に増幅していたのです。 T-1000の受信性能が大幅にアップしたために、旧チューナーで聞こえなかったものまで聞こえるようになったようです。 ブースターを取り外して再度聴き直しました。 レベルメーターは1ポイント下がり4になりましたがノイズは消えました。 最初に聴いた広がりと奥行きは健在です。 それと落ち着いて聴くと特に優れていると感じるのはチャンネル・セパレーションです。 平面的で団子のようにくっ付いていた音場がスピーカーを離れて見事に広がっています。 これが最大の違いだと思います。 最初は焦りましたが期待通りの性能に満足しています。 これだけの高性能ぶりを体感すると、もっとこの機器を使いこなそうと更なる欲が出てきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 30, 2010 08:18:22 PM
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