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Esoteric P-03、Esoteric D-03
久々の更新です。 一体型X-01から買い換えた理由は優秀なDACを入れたいというのがメインでした。 以前、AVアンプの登場前夜にヤマハのDAC付きプリアンプを使用していましたが、その時の印象が良くなく、DAC部分には少々懐疑的になっていましたが、DACの重要性は十分認識していました。 それはアキュフェーズのセパレートCDを自宅試聴した時で、CDはともかく他のデジタル機器もDACを通すことによって響きが変り、良くも悪くもアキュフェーズトーンに変化することで、音の支配率を実感させられたからです。 それからずっとDAC単体を何時かはと物色していましたが、セパレートアンプとランクの合う機種が見つからず、今まで手付かずとなっていました。 Esoteric D-03は巷で流行りの32ビットでもUSBも備えていませんが、大きさ、エクステリアといい27kgという重量には物量投入という無言の説得力と所有した満足感があります。 D-03単体でのリモコンはなく、全て操作は本体パネルの手動となります。(デイマーだけは何故かリモコンに作動します) P-03に付属するリモコンに音量調整ボタンがありますが、対象はD-01のみでD-03では音量調整はできません。 単体DACとしては使い難い面もありますが、設計はP-03とのコンビが基本とメーカーは捉えているようです。 P-03とはAES/EBU XLR110Ωx2、他にRCAはT-1000、OPTICALはDVDO iScan Duoで入力は接続しています。 RCA、XLR 1系統、DUAL XLRと接続できる環境全てで聴き比べをしてみましたが、DUAL DSDが一番情報量が多く、P-03との推奨接続のようです。フィルターは好みですがオフが自然のように感じます。 出力はXLRでC1000fに繋いでいます。 C1000fの少ない入力端子のおかげで苦労していた音声配線は、DVDO iScan DuoがハブになったのでC1000fは2系統だけとすっきりしました。 (XLR→D-03、RCA→フォノイコE-01) G-0sからそれぞれP-03、D-03へクロックを繋いで176.4kHzで同期させています。 D-03にはワードシンクの出力も装備していてG-0sが無くてもP-03と同期運転が可能です。 判ってはいたことですが、クロック端子のないT-1000やDVDO iScan Duoでは、D-03もワードシンクをキャンセルしなければならず、ロック同期の恩恵はありません。 上記の通りセパレートの目的は単体DAC導入にあったのですが、Esoteric P-03の威風堂々としたエクステリアと共に単機能に拘ったトランスポートは理想の一つだと思います。 重量も30kgとヘビー級で設置には苦労させられました。 本体とは関係ありませんがダンボール箱の巨大さにも驚かされます。B-1000fと大差ありません。 標準的な操作はリモコンで出来ますが、本体にディマーボタンがあれば良かったかなと思います。 トレーの開閉は高級機だけあって優雅ですが、メカニカルノイズは大きめです。むしろX-01より大きいかもしれません。 初の音出しは安価な110Ωと75Ωを合わせただけの細いケーブルを使用したためか、情報量の増加と音場の表現力が上がったのは一聴で分りましたが、X-01と比べて線が細いように(ボリュームが下がった)ように感じ、第一印象は正直余り良くはありませんでした。 繊細差では絶対的な違いがありますが、X-01の野太さ、力強さに耳が慣れていたためかもしれません。 後にワイヤーワールド製にケーブルを変更し、エージングを経た今は見事に払拭しています。 音数の増加と空気感の表現力は前からも実感していましたが、弱点に感じていた線の細さは解消し、コクのある品の良さが前面に出てくるようになりました。 音の定位も一段と向上しG-0sの効果もリアルに感じらます。 T-1000もアナログ接続時よりも音離れが顕著です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 20, 2011 04:54:47 PM
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