珍国際の書斎

　珍さん、ほろ酔い気分になり、錦糸町のライブハウスを午後９時に出て、電車を幾つか（幾つか覚えていない・・・）乗り換えて東京駅に向かったのこと。

　東京駅で電車に乗ろうとしたら、１番線ホームがガランとしており、電車を待つ客は２番線だけに並んでいたアル。

　１番線ホームの端を見たら、何やら騒然としていたのこと。珍さん、プロ・カメラマンの勘で「突き落とし事件だ！」と思い、近寄って見たのこと。

　現場はマスコミや警察官、駅員でごった返していたアル。珍さん、すかさず愛機を取りだしてパシャリ。

　今朝の新聞を見たら、「死刑になりたいから」と２４歳のガキが６０歳の老婆（ア、ア、ア、アイヤー、こう書いてみたものの、珍さん６３歳だったアル。自分では老爺のつもりは皆無アルが、世間的には老爺アルかな？）を線路に突き落としたと書いて有ったアル。

　ふざけたガキのこと。そんなに死にたけりゃ、勝手に何処かで自殺しろってんだ。何で他人を犠牲にするアルか？今時、世間ずれ、人間ずれしている裁判官どもはクダラン「判例主義」とやらで、ひと一人殺した位じゃ、ぜったいん死刑判決を出さないのこと。当然、犯人もそれを知っている筈アル。

　しかも、現場を見ると、写真でも分かるアルが、ここは終着駅で、これより先には線路が無いのこと。だから電車はこれより遙か手前で時速１０キロくらいにスピードを落として入って来るアル。こんな所で人を線路に落としても、電車は１００％止まる事が出来る位置アル。死刑になるような事故には成り得ないアル。単に嫌がらせとしか思えない行為のこと。

　珍さん、最近こういう事件が頻発しているアルから、列の先頭に立って電車を待つ時は、必ず後の人間の目を見て男女に関わらず異常の有無をチェック、線路に対して体を４５度の方向に向け、電車が近づいてきたら重心を右足に掛けておくのこと。後の人間が妙な動きをしたら直ちに避けるかしゃがむことにしているアル。
　
　それにしてもイヤな時代になったものアル。