珍国際の書斎

　１８日の未明に獅子座流星群が見えるというので、瓦版の写真師・写楽斎は野良仕事班長と一緒に南清里の畑まで早馬を飛ばしたアル。

　今年はフランスの科学者の予想に拠れば１時間に２００個の流星が見られるというので、瓦版の写真師・写楽斎はカメラ４台を持って勇んで出掛けたアル。

　生憎、現場に着いた時は小雨が降っており、流星が見え始める午前零時までに晴れるかどうか心配だったアル。流星のピークは午前６時、日の出は６時１０分アルから、ピークの様子を見られるかどうかは微妙アル。

　瓦版の写真師・写楽斎は午後１０時には焼酎を軽く呑んで就寝。不思議な事に、こういう場合、目覚まし時計が無くても午前３時には目が覚めたのこと。

　瓦版の写真師・写楽斎は、さっそく暖かい格好をして外に出てカメラをセットしたアル。




　撮影を開始した瓦版の写真師・写楽斎の脇に突然、怪しい人影が現れたのこと。何とも気持ちが悪いアル。




　ア、ア、ア、アイヤー、実は、三脚にセットしたカメラに防寒用のジャンバーを掛けたものだったのこと。

　ご丁寧にも、カメラのバッテリーを入れる部分には何枚ものホカロンが貼られていたのこと。

　汚いジャンバーを着てあちこちにホカロンを貼った姿は、まるで瓦版の写真師・写楽斎の友人である珍国際さながらアル。

　これだけの防寒をしても冬の八ヶ岳は寒く、バッテリーは直ぐにドロップしてしまうのこと。

　午前６時まで３時間、瓦版の写真師・写楽斎は粘っていたアルが、結局、流星は２０個くらいしか見えなかったアル。しかも、思う方向に飛んでくれず、撮影は失敗アル。




　翌朝は見事に晴れ渡り、↑　八ヶ岳や　↓富士山が見事に見えていたアル。




　

　野良仕事班長は畑に行き、サトイモやハクサイなどを収穫。車は移動野菜屋状態になったのこと。




　野菜の収穫を終え、ホッとしていた野良仕事班長の元に畑の専務がやって来て、「暇そうだねえ。タマネギの苗が余っているから植えたらどうだい」と言ったのこと。

　野良仕事班長は１時間ほどで３００本の苗を植えたアルが、終わった時には足腰が痛くて立ち上がれなかったアル。




　家に帰ってから防寒用のズボンを脱いだ野良仕事班長、ア、ア、ア、アイヤー、ビックリ仰天のこと。下に穿いていた農作業用のズボンが御覧の通りアル。

　農作業用のズボンの上から防寒用のズボンを穿いていたアルから、家に帰るまで気づかなかったアル。

　これは間違いなく３００本のタマネギを植えた時に破れたアルな。瓦版の写真師・写楽斎は流星の撮影に失敗するし、野良仕事班長はズボンが破れるなど、散々な一日だったアル。