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カテゴリ:詩と愛の世界
淡き紫の花びらは 無言で蜂を呼びます。 みずみずしい色合いと 空中を漂う匂いは 蜂たちの通り道に 匂いの絨毯ロードを作るのです。 その馨(かぐわ)しき流れは 人間たちには見えません。 それで良いのです。 匂いの嗅ぎ分けは 本物を知るものだけの習性なのです。 目や耳が簡単に騙されても、鼻はそうは行かないのです。 臭い話は臭い、と必ず嗅ぎ分けるのです。 清めたのちの匂いの道は さながら 蜂たちの銀座通りになるのです。
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