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2011年05月13日
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理化学研究所OBの宮内先生が私費で大泉学園の方々に広報誌を作られています。その一部をこちらで紹介させて頂きます。

●出来事雑感

原発安全神話の崩壊
原子力の恐怖 - 真っ暗闇の未来
宮内邦雄 (学園町7丁目)
 
ようやく嘘に嘘を重ねて、騙し続けてきた原子力発電は安全だというお話しが崩壊しました。原子力発電の完全危険性を訴えてきた私としては、まだまだ一般市民は、その恐ろしさを知らされていないと感じています。

このような状況は、原子力事業推進で利益や権力増強を狙っている諸団体による強力なマスメディア支配のせいに他ならないと思っています。ほとんどの人が原子力は危険ということは知っていたと言うでしょう。

アメリカのスリーマイル島の燃料棒のメルトダウン、チェルノブイリの原子炉爆発事故を知っているけれど、日本の原子力発電は優れた技術によりフールプルーフ設計されており、世界一の安心発電システムであると喧伝されてきました。

 実際には、日本の電力会社が必死になって国民をつんぼ桟敷に閉じ込めての「安全神話」は事実と全く反対の説明でした。

今回の東日本大震災による東京電力福島原子力発電所の爆発崩壊事件は、関係者たちは考えられなかった事故だと主張して、重大な真の責任から個人としては逃れようとしています。

その理由のひとつが、想定外の自然現象です。言い換えれば、予測不可能な規模の大地震や大津波による災害は人智を超えていると言うのでしょう。

震度6までの地震に耐えられる設計を基準として、現在の耐震建築設計は法律化されていると聞いたように思いますが、既に震度7以上のケースが世界中に起きています。

津波に対する防波堤の高さはどのくらいと決められているのでしょうか?今回の津波は 10 m 以上で、どうしようもなかったと言っています。これも想定外の自然現象で誰の責任でもないと言うのでしょうか?
 
日本の役人たちは、本当のバカなのか、それとも狡いのか、実際のところは私には分かりません。ただ直観的には、後者だと思います。

愚か者(専門バカ)ばかりを育てる教育制度を堅持して、社会全体の思考を硬直化し、役人の操り人形化に成功しているようです。

試験を受けないでもなれる劣等議員たちを丸め込み、自分より能力の低い部下で周りを固め、マスメディアは権力で支配し、顔の見えない(責任を取らない)権力機構が日本を腐敗させています。

官僚機構の本質は、
1)仕事をしないで、仕事をしている振りをする。
2)新しいことをしない(毎日同じ)。
3)責任を負わない(可能な限り名前も顔も隠す)。
4)規則を守る。絶対破らない。
5)官は誤らない(常に官は正しい)。

だから、国民に知られて都合の悪いことは秘密にするのが当然とされてきたのです。官の悪行は国民から見えないのです。

見えたとしても、個人ではなく、顔のない組織のせいにして終わるのです。他にもあるでしょうが、官僚たちの良く知られている言葉「国民から徴収した税金は私たちのカネではない。しかし私たちの自由になるカネだ」は官僚の象徴と言えるでしょう。

今のままでは、日本の未来は真っ暗闇です。


●原子力発電の特異性
宮内邦雄

地球が誕生してから数十億年が経っています。その中のほんの一部である数万年の間でも、地球上の生命体にとって厳しい気象変化が続いてきました。現在「地球温暖化防止」で文明諸国が大騒ぎをし、温暖化防止の旗頭のひとつに「原子力発電」が挙げられ、一部の強い反対を抑えて、企業を含め、多くの国で歓迎されてきました。

原子力発電に使われるエネルギー源は、燃料棒の素材が持っている放射能です。燃料のひとつ、ウラニウムの放射能は人はもちろん全生物に重大な被害を与える放射線を常時放射しています。さらに、プルトニウム、ストロンチウム、セシウムなどは化学的にも恐ろしい毒性を持っています。これらの中には半減期が非常に長いものもあります。

どんなものにも長所もあれば短所もあります。「温暖化防止」でも、日本政府と電力会社が強力に進めてきた「原子力発電」に重大な欠陥が隠されていました。

その恐ろしい危険性は日本の高度な安全技術で大丈夫だと思い込まされてきました。1000 年に1度かも知れない東日本大震災で私たちの過ちを思い知らされました。簡単ですが、原子力発電の恐ろしさを書き出してみました。

1)事故後または発電所閉鎖後の処理問題
発電所の再利用は非常に困難、または、ほとんど不可能。使用済み核燃料の処理には膨大な経費と場所が必要。旧発電所の跡地には、人の生活はほぼ不可能。

2)放射性燃料の飛散した場所
すべての生命体にとって著しく危険。

3)使用済み燃料の後処理
莫大な費用と廃棄場所が必要。現実的に不可能。地中に埋めれば済むという問題ではない。

4)ウラン235の生産に膨大なエネルギーが必要
自然の鉱石中に極微量しか含まれていないウラン燃料を分離するためには、地球温暖化を招く大量のエネルギーが必要。事実上の温暖化防止のメリットはない。

5)自然災害発生時への対策
今回のことで明らかになった「原子力発電事故」の危険を防ぐためには、ほかのどの発電方式よりも経費のかかる頑丈で放射線防止の高価な材料の使用が強制される。建造コストだけでなく、維持管理費最大の発電方式になる。

6)自然の偉大さ
現在生きている私たちにはどうにもならない自然の力の偉大さを素直に見直し、その中で謙虚に生きることの大切さを知りました。地球環境における全生命体の共生に真摯に対処すべきときが来ました。

Changeの仕方や方向が大切です。

以上





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最終更新日  2011年05月14日 10時17分11秒
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