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日本の新薬の販売の方法に併売という形があります。簡単に言うと同じ一般名で同じ内容だけど販売会社毎に製品名を変えて、2社で販売する方法です。(同一名のケースもあります)
例で言うと降圧剤で最も売れていたノルバスク(ファイザー)とアムロジン(大日本住友)、抗菌剤クラリス(大正)とクラリシッド(アボット)など。 なぜこんなことをするのかというといかに製品を効率よく市場に普及させるかというマーケティング目的の提携がその理由です。 製薬企業にとっては自社リソースと他社リソースをうまく活用した販売戦略とも言えます。 しかし、これは医療機関や薬局において、決してメリットのあるものではありません。なぜなら、ドクターの処方時にどちらを選ぼうかと混乱してしまうし、また調剤時に2つあることを考慮して処方しないといけないことになります。 1剤や2剤だけならまだしも、これからは後発品も増えてきて、調剤時の薬剤の管理面で出来るだけ絞り込みと省力化を進めて行くにあたり、併売は医療現場の混乱の原因になります。 新薬の普及をマンパワーでガンガン押していく時代はそろそろ終わりに近づいてきています。よって、製薬企業の都合である併売も止める時期に来ているのではないかと思うのですがいかがでしょう? 製薬企業の都合でビジネス出来る時代も終わりですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月12日 01時55分56秒
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