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私の今までの人生の中で自分の夢について語っていた時、
「なぜ、今すぐそれをやらないの?」 と聞いた方が2人いました。 1人は仲の良かった医師、1人はマーケティングコンサルタント、 2人とも形は違えど、経営者です。 1回目、その問いに対して私は「定年退職すればやろうかな」と答えました。 2回目はそうだなと腑に落ち、すぐに行動に移しました。 1回目は25歳、2回目は36歳の時です。 1回目の時に夢を語った後に私はこう言いました。「夢は語っていますが、それってすぐに出来る訳ないですよ」と。 それに対し、ドクターが真顔でこう言いました。「本当にやりたいことなら今すぐそれに取りかかるよね。行動に移していないとはそれだけ本気でないということじゃない?」 今、考えればほんとそうだなと思いますが、その頃は勝手に「夢は遠い存在」だと思っていました。自分の夢や希望はそんなに簡単に達成しないと思いこんでいました。だから、定年退職後で良いと思っていました。 でも、30代になり、ビルゲイツとウォーレンバフェットの対談を聞いて、なるほどと思った事があります。「SEXが気持ちが良いからと言って、その楽しみを70歳まで取っておこうというのはナンセンスじゃないかい?」というコメントにはなるほどと膝を打ちました。 自分の夢も若い時だからこそ、かなう可能性もあるし、楽しいのであって、定年後に行うのはナンセンスであると。 2回目、自分が36歳の時に会社を辞め、独立を果たし、さて、どうしたものかと試行錯誤している時でした。東京でビジネス展開したい、でもどうすればいいのかがわからない。 その時に「ビジネスが成立していないから東京には住めないし、自分がいいなと思ったところに住みたいが住めないな」とまたまた勝手に思い込んでいました。それは家賃のことであったり、家族の事であったり、様々なことを頭に想像して、出来ないものだと思っていました。 しかし、その時、「住みたかったらそこに住めばいいじゃん」とストレートに言って頂き、「そっか、とにかく住んでみてダメだったら転居すればいいんだ」。「やりたいことを素直にやってみる事が大事なんだ」ということが腑に落ちた訳です。 即行動に移し、今では京都、東京の2拠点を作ってうまく軌道に乗っている訳ですが、実際、やってみようと行動に移るまでの自分の脳の思考回路を作る事って本当にサラリーマンの脳は難しい事だと分かりました。 しかし、コツをつかむと「なんだ、そんなことか」とすぐに分かってしまいます。 ちょっと話は飛躍しますが、なぜサラリーマンがそのような思考法になるのかを考えてみました。 なぜ日本の学生のほとんどが就職活動をし、企業に入るのか、疑問を持った事はありませんか? その理由は簡単です。日本の産業界、政府、学生本人すべてに都合が良いからです。 産業界:安い給与で頑張って働いてもらい、利益を上げる 政府:税金を天引きできる(取りっぱぐれがない) 学生:教育をしてくれて、生活費を提供してくれる もちろん、サラリーマンが悪いわけではなく、みんなが横一列で上手く配分される素晴らしい仕組みだと思っています。しかしながら才能のある人間が評価され、楽しく自由に仕事が出来るシステムではありません。 企業に従順であまり自由な発想が出来ないような思考法になるように教育するからです。それは大人数の企業を運営するのには必要な事です。1人1人が勝手な事をしだせば、収拾がつかなくなりますから。 だから、その副作用で多くの才能豊かな人が勝手に自分の能力に制御をかけたり、夢を忘れたりしてしまうのです。 右肩上がりで成長している社会、企業であれば、その方法で良かったのですが、今は右肩下がり。今度は逆に従順で発想が貧困な人は会社の方針と合わなくなってしまいました。 それは社会がマイナスになっている時にプラスに転じるのには起業家的な能力が必要とされるからです。 よって、今の時代は逆に夢を持つ人、自分で売り上げを作れる人、豊富なアイデアを持つ人を企業も求めているのです。 本当に不思議なものです。時代が変わると求められるものも変化していくわけです。ダーウィンの進化論ではないですが、「強いものが生き残る訳ではなく、変化できるものが生き残る」というのがビジネスにも言えるのかと思います。 鳥類も敵から逃げるために「空を飛びたい!」という思いから羽根が進化し、飛べるようになりました。あの小さな細菌ですら抗生物質の脅威から身を守るために進化し、耐性を持ちます。 人も思い、行動すれば必ずその形になるものです。それを生物や歴史が証明しています。 ということで、あなたのその「夢は簡単にかなう訳はない」と思っている脳の活性化スイッチを入れてみませんか? なりたい自分になるためのセミナー2012(ファンタスティック7)~残り4名! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月30日 10時57分28秒
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