宮城県のおへそから

友人の父が友人に向かって言っていた。
「俺はお前達に迷惑を掛けたくないから、年老いたら老人ホームに入れてくれ。」
初めは「そのお父さんの言った事は本心か？」とちょっと疑っていた。

私は以前実家で祖父母と同居していた。
3年前祖父の歩みが遅くなり、饒舌だった祖父が殆どしゃべらなくなった。
足が腫れて歩くのも困難になり、祖母や母が手助けをしていた。
祖父としては歩けないのが悔しく、家族に迷惑を掛けていると思うといたたまれない気持ちになっていたらしい。

友人のお父さんが言っていた言葉。
うちの祖父が抱いた気持ちを考えると、本心だったのかもしれない。
ずっと家庭内で介護をするのが、本人にとって一番幸せだと言う価値観を持っていた私は、あながちそうでもないと言う事を知った。
家族よりも介護士に手助けをされる方が精神的に楽なんだとも思う。

老人ホームって沢山あるけれど、ネットで探せない物だろうかと思っていたら、こんなサイトを見つけた。

「賢い老人ホームの探し方」

その中でも有料老人ホームと介護保険について書いてあるのに興味を持った。
介護保険とは高齢化社会が進み、介護の負担が社会問題化する中、介護の負担をできるだけ減らそうと2000年4月に始まったのが介護保険制度で要支援から要介護５の認定基準がある。
認定基準により、支給もあるのだ。
これは自宅介護だけではなく、老人ホームの入所者でも適用できる。
「住宅型」「介護付」など、介護サービスを提供しているタイプの有料老人ホーム入所で介護保険が適用された場合、要介護認定を受けていれば自己負担分の費用の1割を負担することで利用することができるらしい（部屋や施設の利用料や食事代などは含まれない）。
このように、老人ホームや介護に関して知りたかった内容がこのサイトにはある。

都道府県毎に施設の簡単検索も出来るが、サイト内に書いてある電話番号「0120-963-403」に電話をし、有料老人ホームの紹介・相談・見学の手続きをしてもらう事も出来る。

公的老人ホームも良いが、現実入居待ちが非常に多く、有料老人ホームに比べて、費用が安い分サービスも劣る。
家族の老人ホームの入居を考えた時、このサイトも参考にしてみると良いと思います。