宮城県のおへそから

私はまだ30代で相続の経験は有りませんが、3年前に祖父母が亡くなった時に、うちの父が遺産相続の手続きを経験していました。

お葬式の費用を工面する為、祖父の通帳からお金を引き出そうとした時に、亡くなった時点で、通帳が凍結され、父は銀行で「家族だし全員一致で自分が相続者なので、引き出しても良いのではないか！」と、キレてしまったそうです(;￣ー￣A
亡くなった人の通帳って、家族だから引き落とせる物では無いんですよねぇ。
書類上の処理が済んでからでないと、どうにもならないみたいです。
もし、亡くなった事にしないで、勝手に通帳のお金に手をつけてしまったら、罰せられる事が有るらしいですよ。

うちでは祖父母と同居しており、以前祖父母が住んでいた家も16年前に売ってしまい、土地や家は他人に渡っていたし、株券等は持っていなかったので、現金のみの相続になりました。
父が長男で、次男、三男の3人兄弟。
結局、三男からの申し出で「○◎(次男)！財産は要らないというこの書類を書け！俺も書くから。後は兄貴(長男)が墓守をするんだから、俺達は相続を放棄しよう」…でお嫁さん達も皆納得。
「基本的に均分相続なんだろうなぁ。」と思っていた私は「あれ？」って感じがしました。
あまりにあっさり済んだので、父はお葬式の費用と今後の法事に掛かる費用を兄弟から一切徴収しないと約束し、それで終わったみたいです。
それと、お嫁さんと従姉妹達に「これはおじいさんとおばあさんからの最後のお小遣いだよ」とお金を渡していました。
「おじいさんとおばあさんから」と言う言葉に、皆泣いていました。

祖父が生前、「遺言を遺しており、たまに書き換えている。」と言っていたのですが、探しても見つかりませんでした。
祖父はどういう風にしようと思っていたのでしょうか…。
でも、息子達のやり取りを見て、満足していたような、そんな気がします。


我が家は中古ですが持ち家です。
この家を買う際に義父から夫に現金での一部贈与がありました。
いわゆる生前贈与というやつです。
その手続きもすんなりといったようですが、どういういきさつだったか、詳しい事は分かりません。

贈与や相続の知識を私は全くと言って良いほど持っていないので、これから勉強の必要が有ると思いました。
サイト・本を入り口に、必要有れば電話相談を利用したいと思います。