カテゴリ:旅行
いよいよ、兼六園へと参ります。
雨が降ったり止んだりなのですけど…。 ま、これもまた風情があって良しでしょう。 雨など降るもをかし、です。 ----- やたらシンプルな噴水があるなぁ、と思ったら、「日本最古」となっていたり、 竜の顔にしか見えない「竜石」、琴柱灯籠(※漢字は違います)、栄螺(さざえ)山とか、 広いのに見所が点在していて、飽きません。 ----- 庭園のリズム感が、本郷の三四郎池周辺と似ている気がするのは、 同じ前田家のものだ、という「知識」がある故かな…。 ま、三四郎池周辺は、「日本庭園」として整備されているわけではないので、 鬱蒼としていますけど。 ----- 去年、水戸の偕楽園、岡山の後楽園とめぐっていたので、 「日本三大名園」の3つ目だったわけですが、 庭園としての居心地の良さは、兼六園が、一番私の性にあってるなぁ、と。 ===== 兼六園から入れる、石川県立伝統産業工芸館を訪れました。 えっと、何と言いますか、自分の語彙のなさに哀しみを覚えるのですが、 本当に溜息が出るような名品ばかり。 ----- 加賀友禅に能登上布。 加賀繍(かがぬい)、紬(つむぎ)に、和紙、象嵌。 九谷に輪島、漆器に茶道具。楽器に釣具、提灯、おもちゃ。 ----- 水引細工なんて、何がどうなっているのかさえ分かりません。 どれも贅をこらしながら、上品さを失わず、 正直、私のような「庶民」には手を出せそうにもありません。 だって、水引ですよ。 それで、なんで鶴とか甲冑とかの細工が出来るかな? ----- 日本の「職人」さんのレベルって、本当にすごいです。 いや、日本に限らず、「プロ」って本来そういうものなのですが。 マイセンとか、溜息つく以外、出来なかったですし、 ワインのマイスターの話とか、感動するもんなぁ。 ===== 企画展示室は「若手職人の手わざ展」をやっていて、 私と同世代とか、私より若い作家さんたちが、伝統工芸の技術を受け継ぎつつ、 新しい表現、作品に挑戦していて、しかも、そのレベルが非常に高くて、 見ていて爽やかな気分になりました。 新しい伝統って、こうやって生み出されていくのですね。 ===== うーん。さてと、良い時間になりました。 思ったよりも、金沢城公園で時間を過ごしちゃったなぁ。 時間の関係で、お土産屋さんも、お茶室も訪れられず。 <雨に煙る時雨亭と夕顔亭> 成巽閣は明日にするとして…次は、きっと、晴れた日に。 いや、雪景色も、いつか見てみたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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