カテゴリ:演劇
誤植ではなく「出演」です。
久々にお芝居に出てきました。 ========== 私の役者としてのキャリアは、たぶん2000年の、てあとろ☆うの スピンオフ「MONO」 @キッドアイラックアートホール(東京・明大前)が最後だったと思うので、約10年ぶり!? あの時は、それまでのキャリアの集大成、ということで、 かなり作りこんで「おかまっぽい喫茶店のマスター」を演じたのですが、 観に来てくれた友人たちから「素だったよ」「そのまんまだ」という評を頂き、 自然体と評されるのは、役者冥利に尽きるものの、なんだか割りきれなかったものです。 ========== 閑話休題(それはさておき)。 この3月くらいに「劇団ここから第17回演劇教室 教室生募集」のチラシを目にし、 久しぶりに身体を動かしてみたり、基礎を見直すのも良いなぁ、などと思っていたら、 いつの間にか卒業公演に出ることになっていました。 ************** Story クリスマスの夜、母の帰りを待つ、速水家の三姉妹。 しかし、お母さんは仕事で遅くなるようです。 しっかりものの長女・香里。 理解を示す次女・由里。 諦めきれない三女・絵里。 そんな三人のもとに、家を間違えて現れた、あわてんぼうのサンタクロース。 絵里は、サンタに、家族そろってクリスマスパーティがしたいとお願いします。 はたして絵里の夢は叶えられるのでしょうか? サンタは、初仕事を成功させられるでしょうか? ************** 20分ぐらいの、とても短いお芝居。 原題は「たまにはこんなクリスマス」かな? ま、ふつーに「良い話」的な感じ。 ---------- 女子中学生二人と、おば…お姉さん一人と、兄ちゃん一人、 それと私が教室生で、加えて劇団員さんが三人出演。 稽古段階では、もう一人、教室生で、高校生の、お芝居の結構上手い女の子がいたのですが…。 本番こそ参加できなかったですけど、素敵なポスターを作成してくれました。 私は新米サンタ役。 「サンタの少年」という設定から「少年」をしっかり削られました。 そりゃそうですよね。仕方ないです。 ---------- 久しぶりに身体を動かしたり、セリフを覚えたり、 ってのは、脳の違う部分使っている感じで、気持ちよかったです。 肝心の本番は…やはり、みんなテンションが違いますねぇ。 今までのどの練習よりも素晴らしい本番を迎えることが出来ました。 ========== 殊勲賞は何と言っても、練習に皆勤賞、 本番でも素晴らしい演技を見せてくれた「めいちぃ」。 三女の絵里という、物語の牽引役を、見事果たしていました。 彼女の、感情の起伏を、素直にかつ自然体で見せられる演技力というのは、 これは、一種天性のものなのだと思います。 ---------- そして、次女の由里を演じた「あきすけ」。 普段の優しさ・気遣いを封印して、 ちょっとボーイッシュで、サンタに対しても、ちょっと攻撃的な役柄。 役作りとして、とても作りこめていて、一番「演技」したのは彼女かも。 惜しむらくは、直前の稽古で何度か休んでしまった分、 「セリフを自分のものにする」まで至れてなかったところ、ですね。 セリフを覚えるのも早く、滑舌も声も良い分、もう少し時間があれば、 一回まったく別の役作りをして、自分の演技を壊してから、もう一度役作り直す、 といったアプローチで、「セリフを自分のものにする」余裕も出来たのに、と思います。 ---------- サンタの先輩を演じられた「タツ」さんは、お芝居の経験者。 私の役と掛け合いが多かったのですが、練習中は、なかなかセリフのタイミングが合わず、 ドキドキしましたが(長いセリフを覚えるのより、短い掛け合いが難しいんですよね)、 本番で一番化けたのは「タツ」さんでした。 勢いもあり、笑いも一番取っていましたし、正直、さすがとしか。いや、参りました。 ---------- 「こうじ」君は、トナカイ役で、出演シーンこそ第2場しかなかったものの、 丁寧にセリフをこなし、存在感のあるお芝居をされていました。 ---------- 私自身の演技については、客観的に語ることはできませんし、 劇団員の皆さんのお芝居については、さすが、としか言えませんので、 控えさせて頂きたいと思います。 音響・照明も、客席からどう見えるか、聞こえるかは分らないからなぁ。 ---------- 演出は「との」さん。 全くの初心者はじめ、これだけ個性的なメンツをちゃんとまとめて、 この短い練習期間の中で、ひとつのお芝居を作り上げる、というのは、 本当にすごいことだと思います。 例えば、同じことをしろと言われても怖くて出来ないですもの。 これを17回もやって、これからも、と思うと、脱帽、ですね。 ========== 今回は、改めて基礎から学ばせて頂いて、文字通り初心に帰れた気がします。 「との」さんへの感謝の気持ちはももちろんですけど、 「ささ」「あきすけ」「めいちぃ」それぞれのお芝居、アプローチを 見せてもらったのが、とても新鮮で、素晴らしい経験になりました。 まぁ、じゃぁ、どう活かすか、って言われても、私自身は、 出来ることしか出来ない、不器用な役者なんですけどね。 ---------- とにもかくにも、ご来場いただいた皆様、劇団メンバーの皆様、教室生の皆様含め、 本当にありがとうございました、なのです。 劇団ここから 第17期演劇教室卒業公演 『季節はずれのクリスマス』 @氷丘公民館 (兵庫・加古川) 2009/06/28(日) 演出;とのさん 出演;めいちぃ / あきすけ / キョロちゃん / mrtk(私) / タツ / こうじ / みえさん / 英修さん 宣伝美術;ささ 劇団ここからHP http://www7a.biglobe.ne.jp/~gekidan_kokokara/indx.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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