カテゴリ:演劇
(前回のあらすじ)
深い霧の中、山道を抜けて、言われた建物へとやってきた洋平。 階段を上がり、指定された部屋の扉を開けると、そこには奇妙なポーズを取ったり、 不思議な会話を繰り広げる人々がいた。 命じられるままに、指示をこなしていく洋平。 しかし、一緒に行動していてくれたはずの仲間はいつの間にか姿を消し、 洋平は、気がつけば一人、部屋の真ん中に佇んでいる自分を発見して驚くのだった。 そして、ようやくたどり着いた宿では、更なる悲劇が…。 (→前回) 平たく言って、洋平君が前に立ってポーズの練習しているうちに、 後ろで一緒にやっていた俊ちゃんと私がこそっと抜けた、って話なんですけどね。 ========== 宿について、買出し組を待ちながら、昔の写真を鑑賞したり雑談したり。 これは練習の休憩中の写真ですけどね。 ---------- BBQでは、2つの炭火の火力が違ってしまい…。 なんか理不尽な感じで、食が進んだのでした(負け組だった私)。 BBQの間、ものすごい豪雨で、雷は鳴って話は聞こえにくいし、 しかも、寒くて思わず、コンロで暖を取ってしまう始末。 いや、楽しかったのですよ? ========== 夜は墓場で運動…ではなく、☆うのビデオ鑑賞会。 ---------- お風呂入れ替わりの間、こそっと 先日私が出演した「季節はずれのクリスマス」を上素。 (公演のお話はこちら) ---------- 全員揃って、翌日の予定を、だらだら決めます。 お菓子の原材料を見ながら、「毛ガニパウダーとは何か?」について語るぺーた主宰。 岩田ちゃん発案の、ペットボトルの蓋で行われる、どこに行くかくじ引きと、 皆の期待に見事応えてみせた柴田さん。 テキトーなんだか、和気藹藹なんだか、 このいい加減ぶりが、なんとも良い加減。 ========== さて、ビデオ鑑賞の一本は「本公演vol.2『バク』」。 オープニングの清宮君&俊ちゃんのダンスのかっこ良さ! 玉井さんの、味のある演技。柴田さんの母に、西山ちゃんの女王様。 ぺーた&きーちゃんの盗賊組と古木君&澤田さんの探偵組、悔しいくらい面白い。 大樹君の両A面の活躍ぶりも…やっぱりカッコ良いなぁ。王子様だなぁ。 そして何より、染ちゃんが!! 巫女&三毛ランジェロ(猫)役ですけど、文句なしに可愛い。 スピンアウトで、「三毛ランジェロの冒険」とかやったら、 ファンがぞろぞろ、だったのではなかろうか? えっと、私に関しては、いや、今、お芝居を再開しているから言いますが、 日頃練習を積んでいただけあって、芝居は若いけど、今より上手かったです。 今、同じことやれって言われても、小手先の芝居になっちゃうなぁ。 ========== 「メイキング オブ 『バク』」は、みづきちゃん渾身の作品。 当時の技術で、ビデオにナレーションと文字までかぶせて、見応えがある力作。 当時の練習風景やテンション上げ、インタビューとかは、 さすがに面映ゆくて、死にそうになりました。 ========== もう一本の「本公演vol.6『ふりだし』」は、 自分が出演してないので、安心して鑑賞。 それにしても、テンション高けぇ。 ---------- 落ち着いたナレーションでのDJ役は笹川さん。 やっぱり、素敵です。 この作品の脚本家にして、「轟」役の清宮君。 何でまた、こんな面白い発想を重ねられるのか。 ---------- 芸能プロダクションの社長役に柴田さん。 落ち着いた雰囲気あり、難題に頭を抱え、ライバルと競り合い… 結構大変な役柄だったのですねぇ。 ライバル役は巽ちゃん。 いつも落ち着いておっとり、の普段イメージですけど、 出来るキャリアウーマン役がこんなに似合うのが素敵。 実際、天然と見せて、何でもきちんと出来ちゃう人なんですよね。 社員役には、澤田さん。 おばあちゃん役も含めて、さすが堅実にして変幻自在。 野瀬君のうっとーしい感じは、やっぱりうっとーしくて(笑) いや、褒めてますよ? お兄ちゃんに「ウランちゃん」と呼ばれてしまう じもちゃんのお芝居は、とってもキュート。 物語の要所要所で活躍を見せる「お兄ちゃん」役の俊ちゃん。 不条理にして論理的。これもまた、難しい役どころを見事に演じてます。 ---------- 「眼力」と「不条理トーク」で物語をかき回す石橋先生の面白さ。 「よし! この会社の社名は、明日から“ぽこにゃん”だ!」と、 社員でないのに決め付け、眼力で縫いぐるみを射おとし、笑わせたい放題。 背も高くて、綺麗で、不条理で、と三拍子揃えて、 そこに合わせていく、礒ちゃん。 個人的に好きなシーンは、冒頭のスクワットシーン。 なんで、ただ運動しながらの会話がこんなに面白いのか。 ---------- 性格悪いプロデューサー役に中澤君。 とんでもねーセリフを、ちゃんと吐けるのは、役者魂です。 嘘くさく爽やかなディレクター役に洋平君。 思えばこの頃から、このイメージであったのか…。 ---------- ☆うの きっての美男美女、ぺーた氏&岩田ちゃんが、 かっこ良いシーンもないままに、とことん三枚目を演じ切るのも、何と言うか堪らない。 岩田ちゃんの「演出家」役におっきー。 暴走する演出で、単なる別れのシーンが、意味不明に変えられていく面白さ。 (「行かないで」が「タコないで!」って…) ---------- とがちゃんの、なんとも濃ゆーいキャラ立てに、 それ以上の濃さで、変幻自在の感情表現をみせる大西君。 その娘役で「父ちゃん、私、マライア・キャリーは諦めて、スパイスガールになる」 という素敵宣言をしてしまう堀っちゃん。 是非、合宿でビデオを観て、照れているところが見たかった(悪) ---------- 何より、この芝居ですごかったのは、舞台。 レール式の場転、エレベーターホール、そして舞台上に音響ブース。 この音響ブースで大活躍を見せるのが、央氏。 このやたらテンション高い舞台上で、音響から演技から。すごいことです。 随所というより、全編に仕掛けられた笑いに、 面白いを通り越して、疲れさえ覚えるほど。 ========== まだ身体が動くうちに、ああいうテンション芝居を演りたいなぁ(笑) 今度、私が加古川で出演させて頂く「ブンナよ木からおりてこい」も、練習は楽しいのですが、 勢いと笑いで芝居をやっていた身には、ちょっと素直で真面目すぎる題材ではあります。 (劇団ここからHPはこちら) ---------- 噛み合わない不条理な会話を延々続けたりとか、 わけのわからんポーズを取って、観客の度肝を抜いたりとか、 うーん、こう並べると、初期の「レッドシアター」」とかが近くなっちゃうんですけど、 パワーマイム(C;惑星ピスタチオ)でミクロの世界に旅立ったりとか、 あるいは「空間を言葉で埋め尽くすような芝居」とか、もう出来ないかなぁ…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[演劇] カテゴリの最新記事
|
|