≪Munchen≫I have Two Problems...
宿に帰ると、受付から呼び止められました。「MORITA、警察から電話があったぞ。」「へ?」「お前を逮捕するそうだ。」「は?まじですか?」「というのは冗談で、パスポートを預かっているから取りに来いって。」そういえば、昼間に警察に行った時に、先方に渡してそのままだった気が。「逮捕される!残念です。こちらから出向きます。」「そうだ、一刻も早くこの宿から出て行くがいい!」うーん。英語だとこれくらいの冗談を(表情とリアクション込みで)表現できるようになってきたのですが…ドイツ語なぁ。-----警察に行ったら、警官が、わざとらしい表情で、私の顔とパスポートの写真を見比べて、大きく頷いてから渡してくれました。こんな深夜なのに、茶目っ気たっぷり。素敵だぞ、警察。-----ちょっと良い気持ちで、宿に帰って報告し、お休みの挨拶をしてベッドに向かったのですが…えっと、私のベッドに見知らぬ人物が寝ているのですが。再び受付へ。「私は一つ問題を抱えています(ドイツ語)。 つまり、私のベッドで誰かが寝ているのですが。(英語)」「Beautiful Girl?」「No, Bad boy...Fat boy, maybe.」いや、可愛い女の子か、って、あんた。それはそれで、リアクションに困りますってば。さておき、どう見ても、あの汚い背中(上半身裸だった)は、太ったヨッパライのおっさんだと思う。正直、どいてもらっても、あの布団では寝たくないな…。-----宿の人と連れ立って、再び大部屋へ。「間違えたベッドで寝てますよ、起きてください。」うわー。ほら、汚いおっさん(例え私より若かろうと)じゃん。しかも起きないし。寝ぼけてるし。たぶん酔っ払いだし。5分くらいのやり取りで、おっさんの名前を何とか確認(?)し、おっさんが本来寝る予定だったベッドで寝ることに。ま、良いんです。これくらい。おっさんのどいたベッドで寝ろ、って言われたら、抵抗ありましたけど。-----ふぅ、しかし、毎日のように何かしら起こるなぁ。とは言え、そんなミュンヘン生活ももう終わり。気がつけば、あっという間。ベルリンでは何が起こるのか、何が待っているのか。いやはや、楽しみ楽しみ。