茶会記@畠山記念館
畠山記念館でお茶を頂いてきました。5/4,5に茶室公開があり、日頃は記念館内で出しているお茶を、お茶室で頂けるとのこと。そんなお茶ですので、「お茶会」ではなく、お茶室でお茶を頂く、お気楽な形式。でも、ちゃんとお軸もお花も飾られ、お菓子も出るのですから、有難いことです。公開茶室は、「浄楽亭」と「毘沙門堂」。「浄楽亭」の方で、お茶を頂きました。 (真っ直ぐ奥が浄楽亭、左手が毘沙門堂。)-----お軸は、鍾馗様。端午の節句に相応しい掛け軸ですね。お菓子は、菖蒲と撫子をかたどった干菓子。お花は…名前が分かりません。いやぁ。それにしても美味しいお茶だこと。時折渡る風の音が涼やか。時を忘れてしまいそうになりますが、もうお茶も飲み終わりましたし、おいとましますか。-----お茶を頂いた「浄楽亭」は、10畳の広さがある大人数用で、特に茶室としての工夫が面白い、というわけではありません。普通の日本間だなぁ、と、落ち着く感じ。同じ建物の続きにある、3畳小間の「毘沙門堂」は、本当に「茶室」らしい茶室。青色の腰板?センスですねぇ。屋根には菖蒲の葉が渡されています。こんなの初めて見ましたけど、涼やかで良いですね。毘沙門堂の揮毫は、益田鈍翁先生。財界きっての数寄者。-----ちょっと離れたところに待合。 それなりに広く取られていて、しかもその裏にお手洗いを配しているのは、「気遣い」ですね。この造りは考えられているなぁ、と思います。-----ああ。しかし、このざっくばらんに形式ばらず、お茶が飲めるのは良いなぁ。茶室の貸し出しもあるそうです。畠山記念館(高輪台/白金台/五反田)東京を離れるのに、名残の茶会を開く、なーんて憧れてしまいますが…。お茶の嗜みがある人にスタッフをお願いして、とかしないと無理だものなぁ。うーん。でも、意外と安いし、やってみたいなぁ。