Ｒｏｏｍ　Ｎｏ.３０４

今日は仕事中にインターネットニュースを見ていたら、前東京都知事の青島幸男さんと
アニメ・ムーミンの声を担当していた女優の岸田今日子さんが亡くなったというニュース
を見つけました。青島さんが７４歳。岸田さんが７６歳でした。

小学生の頃、ムーミンが大好きでよく見ていた。ムーミンランドがあるフィンランドへ
行きたい程、大好きです！！近年、バラエティー番組で岸田今日子さんが出ていて
「ムーミンの声をやってください～」とせがまれて「ノンノン、待ってよ～！」とムー
ミン声を出していた岸田さんを見たのが最後だったと思う。

同じく小学生の頃、青島さん演じる長谷川町子さん原作の「意地悪ばあさん」のドラマ
も好んで見ていた。原作のマンガも持っていて読んでいたほど大好きでした。青島さん
の軽妙な、そして憎めない意地悪ばあさんぶりが大好きだった。どんどん・・・幼少の
頃から大好きで見ていた人たちが旅立ってしまう。

私の母も７６歳。。。ここ何年かの間、「あと何年、母と過ごせるのだろうか。」と考える
時があります。いつまでもこの生活が続くわけではない。兄もいるけど、兄は兄で家族が
ある。私は本当に孤独になるんだ・・・。とよく考えるようになった。

母の姉が先月、進行性の胃がんである事が判明した。母はとても悲しんで元気を失くした。
そして自分の身体も心配になったようで胃カメラ検診に先日、行ってきた。結果は特に問題
なし。母の姉も今月15日に手術をして胃を全部摘出して一命は取りとめた。他に転移も無か
ったので、もうすぐ母の姉は退院できるそうで最近の母にも元気が戻りつつあります。

母の年齢で今まで病気をしなかったのがラッキーなほど。これからはきっといろんな試練が
待っているように思う。マイナス思考ではなく、人生はそんなに甘くないと思うから。
母も最近、「お母さんはそんなに永くはないから、しっかりしなくてはダメよ」とよく私
に言う。

母を失くしたら、きっと激しい喪失感に襲われる。生きていく気力もなくなると思う。
でもそんな気持ちに立ち向かうために、いや、立ち向かえる事が出来るようにいつも
自分に「これが最後かもしれない」と言い聞かせてる。いつか母が迎える最後の時に
「お疲れさまでした。本当にありがとう。ゆっくりと休んでね。」と言える、思える
自分でありたい。