先祖代々の墓は、小高い丘の上にある。
竹藪の脇の、下手に足を踏み込むと崩れ落ちそうで、いかにも頼りなさそうな細い道を登り、藪蚊の襲撃に耐えながら辿り着いた。
名古屋にある母方の墓には年に数回お参りするのだが、
この墓で手を合わせるのは、実に十数年ぶりのことである。
数十人の親戚と共に、墓に手を合わせる瞬間、不思議な気持ちになった。
この墓に眠るご先祖の人生がなければ、我々は存在しないのである。
感慨(か・んっ・が・いっ)(薬師丸博子風にお読みください。)
この日は先月亡くなった伯父の49日法要。
先月の告別式に続いて、親戚、特に従弟との久々の会話が嬉しい。
この日の宴席(法要だから宴席じゃないのか。。。)は、4歳年上の従兄と別の従兄の奥様がお隣であった。
こういう絆を大切にしていこう。
そうだ、我愚息はまだこの墓に行ったことが無い筈だ。
今度山さ行くべか