翻訳会社社長の日々是好日

『日経春秋の要約 50日間の刑』

6日目は、4/9に亡くなられた井上ひさし氏。

氏の作品は、中学か高校の時に「ブンとフン」を読んだくらいか。

奇天烈なイメージが残った。

井上ひさし氏の冥福をお祈り致します。

ということで、本日の要約の刑のお披露目だす。

井上ひさし氏に怒られそうなできでござる。。。

【第一段落】
井上ひさしさんが挙げた「ラストムービー」は、敗戦直後、所持金がわずかな若い男女のデートを描いた「素晴らしき日曜日」（黒澤明監督）。
（65文字）

【第二段落】
絶望と希望が、あざなえる縄のごとく二人にからまる。絶望はいつも具体的だが、希望ははかなく、つかみどころがない。
（55文字）

【第三段落】
見えなくても確かにある希望に、井上さんは「素晴らしき人生」を見た。言葉とユーモアを操って井上さんが説いたのも、弱き者の希望だった。
（65文字）

【第四段落】
よく勉強し、よく考え、大事なときに、すべて捨て去って自然体になるという、いい作品を生む秘訣ゆえ遅筆な井上さんであったが、最期ばかりはあまりに急ぎ足だった。
（77文字）

【春秋100字要約】
若い男女のデートを描いた「素晴らしき日曜日」。絶望は具体的に、希望ははかなく描かれる。井上ひさしさんが説いたのも、弱き者の希望だった。遅筆な井上さんであったが、最期ばかりはあまりに急ぎ足だった。
（97文字）

春秋の全文はこちらでどうぞ