テーマ:中小企業診断士(16)
カテゴリ:中小企業診断士
所属する異業種交流会W会の友人税理士氏が主催する、某Facebookページに初投稿してみました。
こんな感じ。。。 英語のことわざにこんなのがあります。 go the way of the dodo 辞書を引いてみると、『絶滅する、廃れる、一般的でなくなる、時代遅れになる』などの意味が載っています。 直訳すると、『ドードー(絶滅した鳥)のたどった道をたどる。』となります。 それから、as dead as a dodoってのもあります。 これも辞書を引いてみると、 〔数百年前に死滅したドードー鳥と同じくらい〕時代遅れの、すっかり廃れた、完全に効力をなくした、完全に死んだ だそうです。 さて、にわかにドードーに興味がわいてきませんか~っ!? ドードーの由来は、ポルトガル語で「のろま」という説と、鳴き声を模したものという説があります。 日本語では「愚鳩(グキュウ)」と呼称され、アメリカ英語では「DODO」の語は「滅びてしまった存在」の代名詞です。 さらにググってみると、 およそ400年前に絶滅した鳥で、外見はこんな感じ(画像ご参照)。モーリシャスの国鳥であり、国章にもドードーが描き込まれ、出入国時のパスポートに押される出入国スタンプもドードーのマークが押されるそうです。 で、この短足、短翼ゆえ、ダチョウ、ハゲタカ、ペンギン、シギ、ついにはトキの仲間という説もあったそうですが、近年、爪の組織のDNA分析の結果ハトに近縁であることが改めて確認されました。 で、我が愛しのドードーは、ハトの近縁であるにも関わらず、なぜに。。。こんなお姿に。。。 2005年、『3000年前のドードーの墓』が発見され、それまでのドードーに対する認識が一変されました。 その墓では、ドードーの化石の他に、当時の葉っぱ、樹木、バクテリア、花粉なども発見され、当時のドードーがおかれた環境が明らかになったのです。 天敵がおらず、豊富な食料に恵まれたドードーは、徐々に羽を退化させ、自らの身体を大きくしていったのです。おかれた環境で無駄なものを省き、最も効率的に環境に適応しようとしたのでした。。。 「のろま」、「滅びてしまった存在」などのネガティブな印象のみを歴史に残したドードーですが、きっちり環境適応ができていたのです。 で、そこに現れたのが人間であり、人間が持ち込んだ動物たちでした。 ドードーが適応しきった環境に、突然大きな変化がもたらされたのです。 環境に適応し過ぎたから、変化に適応できなかったのですね。。。我が愛しのドードー。。。 このお話、『スペシャリスト vs ジェネラリスト』と読み替えられないでしょうか? 得意分野に特化すればするほど、その分野と運命を共にしなければならないリスクが増える。 バランス感覚?という言葉に逃げるしかないのか。。。 私にはわからない。 ただ、『環境適応』 と 『変化適応』という二つの言葉、概念を頭に置いておくことは、経営者にとって大事なことだと思う。 参考資料: 実用英語機能検定1級 2007年10月21日実施 問題 2 ウィキペディア『ドードー(Dodo)』 【文責:翻訳会社経営、中小企業診断士 & MBA 奥村 浩】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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