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単身赴任生活チャレンジ日記

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Aug 10, 2007
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テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:世に棲む日日
 大学を卒業して数年後のこと。東北地方のとある片田舎に勤務していた頃、ふと立ち寄った小さな書店に、大学時代にベストセラーとなったある哲学書を見つけました。


 「構造と力


 知る人ぞ知る当時気鋭の哲学者、浅田彰氏の本です。構造主義とか、ポスト構造主義とかいう難しい概念を解説した本で、それにちなんで「構造」という言葉が本のタイトルについていたのでしょうが、この本なんと、土木関係の書棚に並べられていました。

 タイトルから内容が想像しがたい場合、勘違いを起こしやすい場合というのは、時々ありますが、今日ご紹介する本もこのタイトルだけではどんな本か想像しがたいところがあります。


 「熊とワルツを


 サブタイトルが「リスクを愉しむプロジェクト管理」とあるので、これに目が触れれば、プロジェクトマネジメントの本、リスクマネジメントの本であることがようやくわかります。

 本書のタイトルについて、著者がまえがきで次のように補足しています。


 本書の表題は、ドクター・スースの『キャット・イン・ザ・ハット・ソングブック』に収められている歌から取ったものだ。この歌は、ターウィリガーおじさんが、毎週土曜の夜になると「裏の階段をそっと降りて家を抜け出し、熊とワルツを踊りにいく」という内容である。
 ターウィリガーおじさんはリスクをとることに意欲的だ。彼がリスクの評価、抑制、軽減をきちんと理解していることを願う。それさえ理解していれば、リスクを抱えるソフトウェア・プロジェクト・マネジャーにとって、すなわち時には熊数匹と踊らねばならない人たちにとって、完璧なお手本である。



 我々はとかく安全策を追い求めてリスクを回避しようとします。しかし、それではイノベーションは期待できません。

 てな、教科書的なことは一応学習しているわけですが、この本が新たな知見を与えてくれるか、期待して読み進めたいと思います。 



熊とワルツを


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Last updated  Aug 11, 2007 05:04:19 PM
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