生きる化石「シーラカンス」の撮影に成功
海外に調査隊を派遣するなんて、地方の水族館もやるもんですね。 シーラカンスの撮影に成功 インドネシア沖、2例目(5月31日、共同通信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000005-kyodo-soci このニュースを見るまで、アジアにもシーラカンスがいるなんて知りませんでした。アフリカのマダガスカル島付近にのみ生息しているものと思っていました。 何でも1997年、インドネシアのスラウェシ島沖で、アジアで初めてのシーラカンスが確認され、それ以降、撮影に成功したのは今回が2例目といいます。 実は、今回の調査隊が基地を置く北スラウェシの中心都市マナドには、20年近く前に仕事で行ったことがあります。今ではダイビングスポットとして観光地化も進んでいると聞きますが、当時はホント何もない、静かな地方都市の佇まいでした。 仕事では、マナドとそこから内陸に1時間ほど車で入ったトンダノという村に滞在しました。トンダノでは気の利いた食べ物屋なんてなくて、現地の人が利用する大衆食堂を利用していましたが、すごい経験しました。 同僚と食堂のテーブルを囲むと、店の人がポンと、料理が盛られた大皿を一つテーブルの中央に置きました。我々はそれぞれ別の小皿に取り分けて食べたのですが、食べ切れる量ではありません。食べ残した状態で食事を終え、代金を支払い、食堂を出ようとすると、代わりしなに入ってきたお客のテーブルにその大皿を持って行くではありませんか。 まあ、日本も戦後すぐはこんな感じだったんでしょうね。ちなみにこの食堂で私は生まれて始めて、きっと今後もないでしょう、ニワトリの鶏冠の唐揚げを食べました。 などと物思いに耽ってしまいました。二度と訪れることもないでしょうね。 さて、「シーラカンス」の話。 「シーラカンス」の剥製が、確か上野の国立科学博物館の旧館に展示されていました。その旧館は現在改装中、しばらくは拝むことはできないのかな。まだ早いですが、息子の夏休みの自由研究の題材になり得ると思いまして(笑)。 PS.マナドへ仕事で行った際、今回のジャワ島中部地震で大きな被害のあった古都ジョクジャカルタにも1日だけ滞在しました。日本風に言えば”小京都”と言った落ち着いた町でした。1日も早い復興を願うばかりです。 ジャワ島中部地震災害救援金(Yahoo!ボランティア) http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/