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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8512)
カテゴリ:お題
彼は花を待とうと言った 立ち枯れの桜に盃を掲げ、彼は花を待とうと言った もしも花が咲いたなら、きっとお前の迎えが来ると 次の年、花が咲き乱れる季節 立ち枯れの桜を眺めながら、彼は逝ってしまった 死の間際の掠れた声で 花を待とう そう言った 盃を手に、枯れ桜を見る 花を待とう そう言った 咲くことのない花を待とうと 花を待とう ――――――――――――――― 不在証明様 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.28 08:10:01
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