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錠剤タイプの飲み薬の箱を開けると、ビンの蓋に被さるように、小さく畳んだ説明書が入っています。
飲み慣れた薬の場合は勿論、そうでなくてもある程度の予備知識を得た上でその薬を選んだのですから、説明書はじっくり読まれる事なく捨てられる場合が多いでしょう。 フィルムの箱にもちょうど同じようにして、やはり小さく畳んだ説明書が入っていました。箱の裏側に印刷され、切り開いて読むという形式のものもあったりします。 これには、空模様に応じたシャッター速度と絞り値の組合せといった露出に関わる情報等が記されています。 やはりじっくり読まれる事は少ないでしょうが、薬の場合は兎も角、フィルムの、少なくとも露出情報については、必要度が極端に低下したためであると思います。 昭和30年代、広く一般の方にも手の届く物として、カメラが使われるようになった頃は、フィルム毎の露出情報は、撮影に際して覚え込んでおくべき重要な事柄でした。 その必要度が低下していったのは、カメラへの機能追加と無関係ではないでしょう。 次回は、ちょっと昔のカメラの露出計のお話とします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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