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さて、どうしようか・・・

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2013.06.06
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カテゴリ:雑談
先日、読者の方からこの連載について「ヤマハ音楽教室の入口は自動ドアになっているから、近寄ると開いてしまい叩けない」という小賢しいご指摘を頂いたが、これはあたらない。前後の文脈をよく読解してもらうと分かると思う。もしかしたら報道が僕の発言の一部を取り上げてやり玉に上げたせいかもしれないが、それは現場を知らない机上の空論であって、一度でも実際にやってみればわかること。そもそも僕は以前からヤマハ音楽教室を支持し権利を護ることを表明しているわけで、だいたいあれは玄関であって「門」じゃあないと断言できる。ヤマハ音楽教室就業規則第9条3項を読めば誰だってわかる。問題は、みんなやっているのにどうしてヤマハ音楽教室だけが責められるのか?だ。そのことをご理解の上、顔を洗っておととい出直していただきたい。

本題に戻ろう。「ジャズの螺旋的発展における超弁証法的展開とレヴィナス的人生に関する最大公約数についての一考察」だ。若干自分のキャラを見失いつつあるが、もちろんここでは問わない。それをもまた弁証法的と思われる向きもあろうが、それは早計と言わざるを得ないし、僕の意図するものでもない。一つ言えるのは国民に知られたくない法律の名前を考える偉い方々はせいぜいこの程度のメンタリティではないかということだが、これはいささか毒舌に過ぎるやもしれない。

さて、ここまですこぶる大雑把ではあるが簡単にジャズの歴史を見てきた。ニューオリンズに始まり、スウィング、バップ、モード、フリーと発展してきたそれは自由を求めるジャズメン達の飽くなき工夫と、身を削るような努力の上に成し遂げられてきたのだ。

それは調理に飽き足らなくなった周富徳がバラエティに進出し、中華鍋をソリに見たててゲレンデを滑り降りる姿に例えればわかりやすいだろう(わからんて)。

余談だが陳健民、陳健一、陳健太郎と続く陳家も3代目となってだいぶ存在感が薄れてきたし、テレビに媚びる姿勢が鼻に付いてきたような気がしているわけだが、何と言われようがここでは問わない。

またここで、ウェストコーストはどうした?とかファンキーやフュージョン(!)は無視か?という声が聴こえてきそうだか、あ•え•て•ここでは触れない。ここでは弁証法的な螺旋に組み込まれていたとだけ言い添えておく。興味のある方はぜひカワイピアノ教室に入門していただきたい。言っておくが決して面倒なわけではない(ちなみに入門の際、お月謝は年間一括払いにするのがお得だと言い添えておく)。

さっぱり進まないではないか…。

ともかく、ジャズはメロディ、コード、そしてリズムからも自由を獲得した。そして先述した悟りを開いた禅師のごとく、到達した境地に留まることなく日常を取り戻していった。だから、彼らが教育テレビの「初心者のためのジャズ入門」などという番組に出演して、にこにこ笑いながら解説をしていたとしても揶揄や批判の対象にしてはならない。そんなことをしたら、頭に座布団を乗せて出て行ってしまうだろう。

閑話休題…。

ここに、彼らジャズメン達の戦いを3周遅れぐらいで追体験した高校生がいた。お調子者の彼は妄想した。「三種の神器から解放されたジャズは、次には何から解放されうるのか?」それは勉強と校則に抑圧された彼の青臭い、しかし止むに止まれぬ考察だった。本人は気づいていなかったかもしれないが。

なんて書くとかっこいいけど、要は目立ちたがり屋で、人とは違ったことをしたかったんだね。「俺が俺が」って性格でカラオケのマイクを離さない、欲求不満だった…。ん?

とにかく彼は考えた。楽器?これはもう多くの人が演っている。じゃあいっそ音楽という形態を捨てるか?それじゃ芝居やパフォーマンス、舞踏になってしまう。

行き詰まった彼は開き直る。「え〜い面倒だ!いっそ人生そのもの、死ぬまでを一曲のジャズにしてしまえ!」と。

こうして高校3年生のレポートは完成したのだが、あろうことか彼はその後、その理論を実践してしまった。ただ、その結果彼の人生がどのようなものになったのかはここでは問わないし触れもしないが、曲はまだ終わっていないし、そこそこクールな曲になりつつあることは言い添えておく。(了)


一方その頃、桶狭間の戦いに勝利し、寧々の膝枕で、耳を掻いてもらいながら居眠りを貪っていた木下藤吉郎は、豊臣秀吉になる前に連載が終了したことなど知る由もなかった…。


参考文献

「ジャズは死んだか⁈
-ジャズ100年史」相倉久人
「至高の日本ジャズ全史」相倉久人
「ピアニストを笑え!」山下洋輔
「道元」立松和平
「正法眼蔵随聞記」孤雲懐奘
「小沢昭一的こころ」小沢昭一
橋下徹 on Twitter

アルバム

「ルイ•アームストロング Best」
「チャーリー•パーカー Best」
「Kind Of Blue」Miles Davis
「至上の愛」John Coltrane
「バラード - Ballads」John Coltrane
「寿限無 VOL.1」山下洋輔







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Last updated  2013.06.06 15:35:45
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