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私が戦った相手、アメリカ軍は、常に方法を変えてきた。あの手がだめならこれ、この手がだめならあれ、と。同じ型の突撃を馬鹿の一つおぼえのように機械的に何回も繰り返して自滅したり、同じ方向に無防備に等しいボロ船船団を同じように繰り返し送り出して自ら大量「死のベルトコンベア」を作るようなことはしなかった。 あれが日本軍なら、五十万をおくってだめなら、百万を送ってだめなら二百万をおくる。そして極限まで来て自滅するとき「やるだけのことはやった、思い残すことはない」と言うのであろう。一億数千万円とかを投入した小野田少尉の捜索が失敗したとき、それに携わった人が言った言葉が、やはり「やるだけのことは、やった」であった。そして、バシー海峡ですべての船舶を喪失し、何十万という兵員を海底に沈め終わったとき、軍の首脳はやはり言ったであろう「やるだけのことはやった」と。 だが、わずか三十年全ての人がバシー海峡の名前を忘れてしまった。なぜであろうか。おそらくそれは今でも基本的には全く同じ行き方をつづけているため、この問題に触れることを、無意識に避けていたからであろう、従ってバシー海峡の悲劇はまだ終わっておらず、従って今それを克服しておかなければ、将来、別の形で噴出してくるであろう。 「日本はなぜ破れるのか-敗因21か条」山本 七平著 バシー海峡の悲劇 バシー海峡は台湾とフィリピンの間の約100kmの海峡だ。最深部の水深は約5000m。最狭部の幅は,台湾最南端の小蘭嶼(しようらんしよ)とフィリピン最北端のイアミ島との間で約85kmである。 http://matome.naver.jp/odai/2140194619792471801
約2600隻が沈没、6万人余の船員が犠牲になった。兵隊は何倍だろう。 http://newskenm.blog.fc2.com/blog-entry-1239.html
https://www.youtube.com/watch?v=k9jSutaes5o 福島原発事故を通して痛切に常に思い起こされる言葉 「従ってバシー海峡の悲劇はまだ終わっておらず、従って今それを克服しておかなければ、将来、別の形で噴出してくるであろう。」 人命軽視、利益優先、保身、嘘、虚報、連携をとれない・・・・・ そんな日本を見て 「日本は、これだけの大事故を起こしても変われないのか?」 と何人もの海外有識者は首をかしげる。 日本の抱えるこれらの根深い病理的な問題を全身全霊をもって追い続けた山本七平。 その起源を、江戸時代の水戸学にまで遡り、上記日本的な玉砕戦法の起源は、西南戦争の西郷軍の滅び方だと指摘する。 福島に話を戻すと 海外からの専門家の支援をすべて断り。 廃炉に至る道筋も全く見当たらず。 原子炉を冷やすために汚染水が増え続け、解決策も見当たらず。 防潮堤や除染という日本的公共事業の利権分配の繰り返しというお粗末。 しかも、歴代首相が安全宣言をする愚かしさ。 海外から見れば狂気の沙汰だろう・・・・ メディアによる大本営発表と原子力利権を死守しようとする無能集団の愚行の数々。 「それはまさに機械的な拡大生産的繰り返しであり、この際、ひるがえって自らの意図を再確認し、新しい方法論を探求し、それに基づく組織を新たに作りなおそうとしない。」
という問題と戦後のアメリカによる薩長閥=自民党支配 一貫して忘却の民である我々日本人という問題。 そして無自覚な日本メディアの愚行。 日本の政治に顕著な暴力団とカルトの浸透と影響 それらは、あたかも欲望のメルトダウンとでも呼ぶべき何事か・・・・ これらに比べれば中国や北朝鮮など脅威と言えるのだろうか? 我々日本人に必要なことは、起こったこと、起きていることを正確に知り、伝える。 ただそれだけなのだが・・・・これが出来ないのだ。 政府も東電もメディアも自分たちの利益しか考えていないようだ。 その結果、放射能によって国が滅びても・・・・ 我々日本人は、あたかもボロ船に乗って米潜水艦の潜むバシー海峡を渡っているようなものだ。 チェルノブイリ原発事故が起きて、5年ほどで、あれよ、あれよという間にソビエトは崩壊した。 ゴルバチョフによればソビエト連邦が崩壊した真の原因はチェルノブイリ だという。 しかし、あのソビエト政府でさえ事故直後に子供たちを真っ先に安全な場所へ避難させている。 そして延べ数万人に及ぶというソビエト兵が、Tシャツ一枚で原発の地下に穴を掘り廃炉への礎を築いているのだ。
「安倍は世界の前で汚染水の影響は原発周辺に限定されていると断言した。海に流れてどう食物連鎖に入り込むのかも把握されない汚染水を、誰がどうコントロールできるのか。これほどの量が海に流れ出たことは前例がない。安倍の発言はとんでもない誤解を招くものだ。被害を把握できない驚くほどの無能ぶりを露呈しただけか、はたまた、あからさまに世界の認識を操作しようとする試みだったのか」
今一度山本の言葉を・・・ 「私自身は、その人がどんな思想を持とうとその人の自由だと思うが、ただもし許されないことがあるなら、自己も信じない虚構を口にして、虚構の世界をつくりあげ、人びとにそれを強制することであると思う。簡単にいえば、日本の滅亡より自分の私物が心配なら軍人になるのをやめ、日本の運命より家作が心配なら、はっきりとそう言ってその言明にふさわしい行動をとればそれで十分だということである。」 安全神話という虚構、そして放射能安全神話という虚構。 責任回避と原子力利益追求によりこの国が滅亡しかけていることがわからない日本。 そんな状況の中で広瀬隆がこんなことを言っていた。 NHKのテレビで3時間話させて欲しいと・・・・そうすれば現実的解決に繋がるだろうと・・・・ 業界では、放送禁止物体と呼ばれる広瀬隆が日本のメディアに登場したら面白いことになるかと思う。
そして広瀬隆の動画 広瀬隆「第二のフクシマ・日本滅亡」東海原発廃炉から始まる新時代 https://www.youtube.com/watch?v=xU8kegbSG30
19日付の毎日新聞に衝撃的な記事が載っていた。「解体先進国」の英国でも、原発の廃炉作業には90年を要するというのだ。福島より小規模で、正常に停止した原発でも、それだけの歳月がかかってしまう。爆発を起こしてグチャグチャの福島原発の場合、途方もない時間がかかるのは間違いない。 http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9640.html
書いていて一番思うこと。 テレビと新聞が本当の情報を流せばいいだけなのだ・・・・ 我が国未曾有の危機をなぜ我々日本人は、共有できないのだろうか? 政府とメディアが危機を安全だと言い換えるからだと思う。 安全だと言い続けることで責任を回避し解決に至らず。 これが、敗戦を転身と呼び、敗北を勝利と言い換えた大本営と同じ病理から来る。 故に未だに敗戦記念日と呼べず終戦記念日と言い続ける。 現実を言霊によって解決しようとする呪術なのだと思う。 そう、竹槍で米軍と本土決戦で戦おうとしていた方法論と一緒だ。 日本人は、アジア全土で2千万を超す人命を奪い、多くの日本人も命を失い、国家経済は破綻し、多くの餓死者をだし、日本全土は、焦土と化し、原爆まで落とされたのだ。 ほぼ、同じことが今、進行中なのだ。
そんな状況の中でわが国の軍需企業である三菱重工は、原発を地震国トルコへ輸出するという狂気のビジネスも進行中だ http://www.nikkei.com/article/DGXZZO62265460X01C13A1000000/ 狂気のビジネスの実態は↓ http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/575a54fd550602a7d9c9b133330d6d62
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36079
福島第一原発の事故をきっかけに、原発への不安が世界に広がっている。その一方で、原発ぬきで気候変動やエネルギー不足に対処できるのか、という疑問もある。原子力政策はどうなるのか。各国の動きを追った。
http://onodekita.sblo.jp/article/73776749.html
2030年頃には世界の原発は800基ほどになるという。 その頃までに環境を浄化する発明か発見がなされなければ 日本を筆頭に生態系が壊滅的に破壊される可能性が大きい。 放射性物質、放射線、放射能除去技術まとめ http://matome.naver.jp/odai/2130386375388839501 ヒマワリが放射能汚染を20日で95%除去(露) http://media.yucasee.jp/posts/index/7021?la=0003
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Last updated
2014年09月14日 07時27分45秒
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