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カテゴリ:我が家の事件簿
父ちゃんが忘年会に行ったあの日は、久しぶりのどしゃ降りでした。 隣町の駅まで父ちゃんが、道案内しながら運転してくれたのですが なんせすごい雨だったので、道がよく見えない 隣町に入った頃、長男&次女が、 「あっ!見てみて~!(クレヨン)しんちゃんの飛び出しぼうやがおるー!」 って言って、道を指差しました 飛び出しぼうやって分かります? 子供達の通学路に、よく置いてあるやつです 子供達や保護者の方が作るんでしょうね~木にキャラクターなどを描いて、 危険な場所に置いてあります。手作り感たっぷりの看板のような物。 「あっ!ここにもしんちゃん発見ー!」 「あっ!またおったー」 「しんちゃん3個見たー♪」って嬉しそうに言っていました 長女 「この町、しんちゃん大好きやな」 そんな会話をしながら駅まで行き、父ちゃんとお別れしました さぁ・・ここからは母が運転です 知らない町をどしゃ降りの中走るのは、とっても怖い。 田舎道なので街灯も少なく道が細いんです。 大きな車とすれ違う度に、母&子供達は 「ぎょえーー!イヤー!助けてー!」 って、大パニックでございました 必要以上にピカピカに光ってる明るいライトの車が迫ってくると 「うおー!目がぁあ!!目がやられたぁあ!」 と、母、オーバーリアクション(笑) 長女 「あの車迷惑や!」 長男 「アホなんちゃうん事故したらどーしてくれるんやー?」 ただ明るいライトを付けてるだけで、散々文句を言われる対向車(爆) 車に乗ると、非常に柄が悪くなる親子でございます なんとか自分達が住む町までたどり着きましたが 運転に全神経を集中させていた母は疲れ果て・・・子供達にこう言いました 「マクド寄ろうぜ・・」 晩御飯作る気力ゼローー!(もう7時前だし) 「うひょー!」「やったぁー!」「マジで!?」「お母さん大好きー!」 お前達・・どんだけマクドが嬉しいんだよ・・・(爆) 「車に酔ったー」と、グズグズ言っていた長男。それなのに・・ 真っ先に かぶりついておりました (オイ!先にチビ達の食料を渡してやれー!) 次女&チビは、お決まりのハッピーセット! ここで笑ったのが、次女の選んだ飲み物なんだけど、 なんと!まさかのミルクー(笑) 母には衝撃的だったんだけど牛乳チョイスする子っておるんかな・・? 牛乳ならウチにもありますけど(笑)? しかも、マクドの牛乳ー!ちょっと怪しいドナルドがいるー そしてこの日の夜・・父ちゃんから電話があったのは10時前でした。 母はおチビを寝かしながら「フリーター家を買う」を夢中で観てました 最終回の1番えぇトコで、家を出るコトになり・・(泣) 長男と次女は 「もう寝るから!」と言うので、 ヒーターを切り、ガスをチェックして、2人を留守番させて鍵を閉めました。 もう少しで寝そうだったおチビは、長女が抱きかかえて、一緒に車に乗り込みました 車に乗ってすぐ、おチビは眠りにつきました この時、もう雨は止んでいて、 長女といろんな話を楽しみながらドライブしました。 隣町に入った所で、曲がる所を間違って通過してしまった母! 長女 「どっかでUターン出来るトコないん?」 母 「あっ!そこ入るわ!」 ガッガガガー「・・・」 母が入り込んだのは民家の敷地内(しかもジャリジャリ~)だったー 長女 「ちょっと!母さん!不法侵入やーん!逃げてぇー(笑)!」 母 「イエッサー!」 ゲラゲラ笑いながら(民家の方すんません) またあのしんちゃん(飛び出しぼうや)ゾーンへ! すると長女が「母さん・・サヤが考えたしんちゃんの都市伝説話したろか?」 「何それ?」 「この飛び出しぼうや・・・3体あるやろ?」 「うん」 「夜になると、血で描かれた4体目が見えるらしい・・」 「やめてよーもぅ!めっちゃ怖いや~ん(笑)!」 なんて、話しながら走ってると 「キャー!ホンマに4体目のしんちゃんがおるー!」 と、長女が慌てふためいて言った 「アハハ・・そりゃ、行きに見えてなかっただけやって~ 大袈裟なリアクションやめてよー!あんたの声の方が怖いわー!」 すると、しばらく走るとまた 「ギョエー!5体目!」 「うそやろ・・・?なんで急に増えとんねん!」 「見て!ほら!またや!6・・・7・・・8あかん・・ この町は既にしんちゃんに支配されとる・・・」 走っても、走っても・・・ しんちゃんがおるーーー! 「ギャーーーーーーーーーア・・アアア」 アホアホな親子・・マジでビビッて、心臓バクバク。 すると、突然ガソリンランプがついた! ガソリンがないー!田舎道過ぎてスタンドもない! やっと見つけたスタンドは閉まってる!どーすんのー? オイオイ・・うそやろ・・怖い 「イヤぁああ~~~!ここで車止まるとか無理ぃ!ヒィー」 父ちゃんに何度電話をかけても つながらないし 助手席で、恐怖のあまりおかしくなって笑い転げてる長女はあてにならないし とにかく必死で駅まで向かった母でございました 駅に到着すると、ちょうど電車も到着したようで たくさんの人がどんどん出てきました しかーーし!ウチの父ちゃんの姿が見当たらないー! またもや、パニックになった長女&母。 あかん・・コレはしんちゃんの陰謀なのか・・ もう、駅から出てくる人も居なくなり 不安になった長女が 再び父ちゃんに電話をかけようとすると、 携帯を持って 窓からこちらを覗き込む謎の男が! 「ギャーーー!」 「え?」 その男の正体は父ちゃんだった・・まさかの時間差攻撃ー! しかも、手にはゴルフコンペの景品である大きなナイロン袋を提げていた 「何それ?」 「AKBのドンジャラや・・ 電車の中で コレ持って帰ってくるのめっちゃ恥ずかしかったし せめて袋に入れてくれと頼んだんや」 だって・・(爆) コレ↓ (ウチの父ちゃんのキャラでは、これは恥ずかしいハズだわ) 子供達は大喜びだったけど♪ クリスマスはコレでホームパーティーだね! 無事父ちゃんを車に乗せ、 大興奮で「しんちゃん事件」と、「ガソリンランプ事件」を話す母&長女でしたが 「あっそう。」と言うノーリアクションと、 「そのぐらいじゃ車止まらへん。帰りにガソリン入れたらえぇやん」と言う ごもっともな冷静な意見を述べられ、 一気にあの興奮が冷めてしまった母&長女でございました(笑) 長女と今では、「あの日は楽しかったなぁ~」と笑い話になっていますが 夜遅い時間って、なんでもないようなコトが、 ちょっぴり怖かったりするんですよね・・ あなたの町に、しんちゃんは居ますか・・? なんちゃって(笑) 長い長いお話にお付き合い下さりありがとうございました~では、この辺で ポチっと応援して下さると励みになります☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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