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カテゴリ:母日記
あの半期に1度の大バトルの最中(笑) 母の携帯に、1本の電話があった。 「こんな時間に誰からだろう?」 もぅ夜も遅く、普段ならお布団に入ってるような時間だった たまたま運良く(苦笑)父ちゃんとバトルを繰り広げていたため その電話に出るコトが出来たのだ 「もしもし・・・?」 「あ~夜遅くごめんね~私〇〇です」 「え!?うそーっ!ホンマに?」 「うん、〇〇さんから、リュウ君のママの電話番号聞いたんよ~ ごめんね~勝手に電話番号聞いて~」 「ううん・・声聞けて嬉しい・・(泣)」(すでに泣いてる) その電話をくれた人は、1ヶ月前、あの大事故で意識不明の重体となっていた 長男のお友達のママからだったのだ ポロポロと、涙がいっぱいこぼれてきて、ちゃんとお話が出来ない私に とてもしっかりした口調で、お友達のママは話してくれた 「私の妹から、リュウ君がお見舞いに来てくれるそうよって聞いて 慌てて今電話かけてるんやけど、明日から外泊許可が出て 自宅に帰るコトになったんやわ~だから、もし病院へ来てくれても 会えなかったら申し訳ないと思って~ もし、リュウ君がえぇんやったら、家の方へ遊びに来てくれへん?」 って・・・ そう!長男は、お友達の従兄弟 (同じ4年生に、事故に遭ったお友達のママの妹さんの子供が居る) から、いつもお友達の様態を教えてもらっていたのだ 違うクラスの従兄弟に、学校の廊下などですれ違う度、 その子を呼びとめ、お友達の様子を聞きだしていた長男。 ある日、その子が長男に言ったそうだ 「あいつ・・・ずっとリュウの話ばっかしとるぞ!リュウに会いたがってる」 って・・・。それを聞いた長男。 黙ってるワケがない・・ 「母さん!オレ!あいつのトコへ行ったらなあかんねん!早よ連れてって!」 えらい上から目線な発言ですが、彼は必死に母に訴えてきました 「よし!それは行くしかない!」 しかし、かなり大きな事故だった為、 ドクターヘリで遠く離れた大きな病院へ運ばれたお友達。 ついこないだ、少しでも家から近い病院へと移ったそうだが それでも、その町も、母にとっては未知の領域。 果たして、方向音痴の私が辿りつけるのだろうか・・ そんな不安を抱えたまま、母は、土曜日にお見舞いに行くという約束を 長男と交わしてしまったのだった そんな無謀な挑戦を試みている母を、見兼ねた父ちゃんが 「オレが乗せて行ってやるわ」と、言ってくれた矢先のコトだった(バトル前にね~笑) 「が・・外泊???えーーー!?もぅそんなにまで回復したん?」 「うん・・今までホンマに大変やったんやけど、やっとここまでになったんよ~」 「オエオエオエオエ(泣いて喋れない私)よかったぁ」 「ありがと~心配かけてもて、悪かったなぁ・・ホンマ」 「ずっと・・ずっと・・苦しかった・・オエオエオエオエ」(泣き過ぎーー) この後少し話して、自宅に戻ったら連絡をくれるというコトになり、電話を切った (そして、この後夫婦の大バトルが再開・・笑) 次の日の朝、笑顔で父ちゃんを見送った後(喧嘩のコトは引きずってない・・笑) 起きてきた長男に1番に報告! その日は、朝からソワソワしてた長男、なんだかとっても嬉しそうだった しかし、いつものように容赦なくインターフォンが鳴る! 「リュウちゃ~ん!遊ぼーーぜーー!」 長男 「ちょっと家の前で遊んでるわ!電話あったら教えて!」 お昼ご飯を食べた後も、すぐにインターフォンが鳴った! 「また家の前で遊んでるから、電話あったら教えて!」 しかし・・どんどん家の前が騒がしくなってくる どんどん仲間が増えてくる 戻ってきた長男が言った 「ちょっと公園行ってくるわ!」 そして、長男が帰ってきたのは夕方5時だった・・ 母 「アホかー!〇〇君のママから電話あったわー! あんた何時まで遊んでるんよー!」 長男 「ごめん!今からアイツの顔だけ見に行ってくる! んで、明日ゆっくり遊ぼうって言うてくる!」 こうなったら長男は、誰にも止められません 「ちょ・・ちょっとぉ!リュウ!待って~~!向こうの都合も聞かなあかんやろー!」 母の叫び声がそこらじゅうに響いていましたが 既に長男は、チャリを走らせ、お友達の家へ向かっていました 慌ててママに電話をかけ 「ウチのアホが、今帰ってきて、すぐに顔だけみたいって そっちに向かったんやわ~迷惑かけるけどごめんね~ 遅い時間やから、すぐに帰らせて~明日また行かせてもらっていい?」って。 その後、長男を待てども待てども帰ってこない なにやら、おウチにあがりこんでいたらしい! 何が顔だけ見てくるだよ~しっかりお邪魔させてもらってるじゃないか~ 今日の午前中、母は長男と一緒にお友達の家へ向かいました また、ママの顔を見てすぐ号泣(だから泣き過ぎ!) ママ 「あの事故の何日か前に、普段私に友達の話や遊んだコトとか話さない 〇〇が言うたんや・・リュウちゃんちで遊ぶのが1番楽しいねんって・・ それがすごい印象に残ってるんよ・・だからよっぽどリュウ君ちに 行かせてもらってるのが嬉しかったんやろうなぁと思うんや。 リュウ君に会えて、あの子、ホンマに嬉しそうなんや~」 この言葉を貰った母は、もぅ泣き崩れそうになってました そして、ベッドの上でお友達がママにこんなコトを話したそうです 「もぅすぐリュウちゃんちのお父さん転勤の話があったらどーしよ~ リュウちゃんが遠くに行ったら、オレイヤヤなぁ・・」って・・。 そんな風にお友達が思っててくれたコト、 長男がそこまで、お友達に必要とされてたコト、 有難くて嬉しくて、なんだか胸がいっぱいでした なかなか目が覚めない我が子の手を握り、何度も何度も話しかけ 負けそうになる自分を「自分がしっかりしないと誰がこの子を守れるんや!」 って、強く強く言い聞かしながら、辛い辛い毎日を過ごしたそうです 「こんなコトでもなかったら、10歳にもなる息子の手を握ってやるコトも なかったやろなぁ~って思った」ってママは言ってました。 事故の直後は「息子さんは、まだどうなるか分からないので、 ハッキリしたコトは言えません」と言われたそうです 目の前が真っ暗になり、今、何が起こってるのかも分からなくなっていたそうです それが、奇跡的に目を覚まし、今では辛いリハビリを乗り越え 失いかけてた言葉まで、普通に話せる程に回復したそうです お友達が生きる為に必死に戦ったコト ママや、家族みんなが、お友達を励まし支えながら見守ってきたコト・・ 長男や、仲間達の祈りが届いたコト・・ 全部、全部ひっくるめて神様ありがとう!って言いたい 母が、ママと玄関で話してる間、 長男とお友達の笑い声が、ずーーっと部屋から聞こえていました とってもとっても楽しそうに笑ってるお友達の声。 あの日、たまたまウチが留守にしてたから・・・それがずっと苦しかった。 やっと胸のつかえが取れたような気がした 長男が「早よ、一緒に学校に行けたらえぇのにな♪」って笑った 「そうやな~きっともぅすぐ!その日が来るって~!」 笑いながら、そういってあげられたコトが、ホンマに嬉しかった私。 「退院したら、またウチへ遊びにこいよ~」 いつものように笑いながら言える。それって最高に幸せなコトだねって 長男の肩を抱きよせ言いました 辛い辛い日々が続いたけど、信じて祈り続けて良かった 今日は、最高の1日!神様ホンマにありがとう いつも応援(クリック)ありがとうございます♪ ポチ×4(クリック)してね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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