季節感がズレてきている
久しぶりに風邪をひいてしまった。一昨日の日曜日は暖かいとタカをくくっていたのが運のツキ、いつものように長男の野球の練習試合に出かけていったのだが、たまたまその日の試合会場が山間部の田舎の小学校。明らかに私の住んでいるところとは気温が3~4℃は違う気がする。しかも山から吹き降ろす風は冷たく、薄着の私は1日中ガタガタ震えっぱなしだったのだ。風邪をひいておきながらこんなことを言うのは何だが、それでも今年はいつまでも暖かい。確かに朝晩は冷えるが、日中陽が射している限りは、動いていると汗ばむほどだ。そして11月も今日で終わり。明日からはいよいよ一年間で最も忙しい12月だ。と、気合を入れようとしても正直なかなかそういう気にならない。数年ぐらい前まではこんな感じではなかったのだが、最近は「歳末」の気配を感じ始める時期がどんどん遅くなっているようだ。街を歩いても活気というか、歳末の一種独特の慌しさがなかなか感じられないのだ。そこへもってきてこの季節外れの陽気だ。われわれもある意味お客に季節感を提供していくべき商売なのだが、肝心の季節感が微妙にズレてきているような気がする。