義母と小旅行
関東に住む妻の母と我が家族と一緒に、どこかへ行こうかという話になった。母ももう80に近くなり、一緒に旅行する機会など、もしかするともう無いかもしれない、と思ったからだ。行き先であるが、我々も時間的な余裕があまり無いので、とりあえず双方の中間点あたりで、ということになった。あちこち動き回るのもどうかと思うので、温泉でのんびりすることにして、最終的に修善寺温泉に白羽の矢を立てた。ウチの小さな子供を連れて行くには少々渋め(?)の選択だが、今回のメインはあくまでも義母だから、あえて子供の意向は無視し、オトナ主導で進めた。義母には新幹線で三島まで出てきてもらい、そこでピックアップした後、クルマで修善寺へ。泊まったのは『○久旅館』というところだ。修善寺の中では比較的ハイクラスなお宿だということだが、施設・料理・サービスのどれをとっても、満足のいくものだった。ただ本格和風の会席料理は、そういうものを食べつけない子供たちにはどうも馴染めなかったようで、あまり箸が進んでいなかった。まあ、私たちはその分まで、お腹がはちきれるほど堪能させてもらったが。その翌日(つまり今日)には、修善寺からクルマで数分のところにある「かつらぎ山」のロープウェイで、頂上までGO!標高452メートルと、さほど高い山ではないが、さすがに頂上からの景色は素晴らしい。富士山こそ雲に隠れて、その雄姿を拝むことは叶わなかったが、それでもふもとの山々や田畑から駿河湾にかけての眺望は、まるでジオラマを見ているが如く眼下に広がっていた。帰りは行きと同じく、新幹線の三島駅で義母を降ろして、我々は東名高速で一路帰途へ。義母にも久し振りに孫たちと、ワイワイガヤガヤした賑やかな時間を過ごしてもらい、喜んでもらえたようだ。しかし帰宅した2時間後から、旅の疲れなどものともせず、今の時間までこうして店に詰めている私は、「仕事好き」なのかそれとも「貧乏性」なのか........(苦笑)。