「飲み放題」を後押しするものは?
先日「飲み放題」について、ずいぶんと否定的な記事を書いたが、それを書くキッカケとなったのは、卸問屋のセールスが持ってきた某ビールメーカーからの案内パンフレットだった。このメーカーでは先日、「第3のビールの樽生」を発売した。発泡酒のものは少し前からあったが、「第3」は業界初だ。もちろん昨今のデフレ傾向の中、少しでも単価を下げてお客を呼びたい、という飲食店の要望に応える、というのがメインの目的だが、その他にも「飲み放題にもお使いいただけます」ということが書かれている。そうか、狙いはそれか。とにかく量を飲ませようということなんだな。しかしメーカーが旗振り役になってはイカンだろう。もういい加減、メーカーは量を追い求めることから脱却しないといけないと思うのだが、なかなかそれが出来ない状況だということも理解できるし、それがなんとも歯がゆいところだ。