ATM
銀行のATMの機械の前に立つと、いつも思う。すべての機械というものは、故障や不良は100%無い、などとはとても言い切れない。ATMとて例外ではないはずだ。例えば何かしらの不良が生じて、機械に10万円入れたはずが、9万円の入金と表示される、そういうことも100%無いとは言い切れまい。でももしそういったクレームがあった場合、行員はどちらを信用するのだろう?おそらく客を疑うことだろう。こういった機械の場合、「まず間違いは無い」という前提に立たなければ、とてもじゃないけど使ってられないだろうからね。折しも時代はAI(人工知能)の開発の真っただ中。これについても賛否両論あるかもしれないが、今後の人口減少を視野に入れれば、あらゆる仕事がAIに取って替わられるのは避けがたい。効率を重視するならば尚更だ。そんな時にいつまでもそれに抗い続ける者は、時代遅れと揶揄されることだろう。でも感情的な部分では、単純には割り切れない、モヤモヤしたものを抱えている。そんな、「昭和30年代生まれ」である。