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カテゴリ:ふっと思ったこと
先日新聞紙上で「配偶者をどう呼ぶか?」ということがちょっとした話題になっていた。要は現在スタンダートとなっているといってもいい、夫のことを「主人」、妻のことを「家内」と呼ぶことに前時代的家制度の名残を感じる、ということなのだろう。
例えば夫が妻を呼ぶ場合だと【家内、嫁、奥さんetc】、逆に妻が夫を呼ぶ場合だと【夫、主人、旦那etc】と、よく耳にするものを挙げてもやっぱり男尊女卑的思想が見え隠れするものが多い。 もっともその言い方に関してどうこういうつもりはない。それは各家庭内の問題だから各家庭で好きにすればいい。ただ一番気を遣うのが他人の配偶者を呼ぶときの呼び方だ。 これで困るのが、もっとも無難な言い方である「夫・妻」が他人に対しては使えないということだ。実際話し相手に対して「お宅の夫さん」とか「お宅の妻さん」などという言い方はしないし、おそらく間違った用法だと思われる。 こういう時は一般的には「お宅のご主人」とか「お宅の奥様」という言い方をするのがスタンダードであり無難である。「主人」とか「奥様」という言い方に引っ掛かりを覚える方がいても、他に良い言い方がないだけに仕方がない。ジェンダーフリーを重視するなら、ここは新しい言い方を考えるしかない。例えば「おつれあい」みたいな....。 ここからは余談だが、個人的に違和感をすごく持っているのが、自分の配偶者を呼ぶときに「奥さん」という人が意外と多いことだ。確かに「奥さん」も「嫁さん」もニュアンス的には大した違いはないかもしれないが、「奥さん」という言い方が「他人から見た言い方限定」と思い込んでいる私には違和感しかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月06日 23時39分36秒
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