|
カテゴリ:仕事のこと全般
今日いらっしゃったあるお客さん。「すいません、小銭を使わせてもらっていいですか?」と言うので、ええどうぞ、と答えた。するとこのお客さん、2,970円のお買い上げに対して、
500円玉×2枚 100円玉×15枚 50円玉×6枚 10円玉×17枚 という内訳で支払っていかれた。 お店によってはこのような支払い方をされると文句のひとつも出るのかもしれないが、実はウチにとっては大歓迎だ。 ご存じのように最近では銀行での両替に手数料がかかる。そのためかどうか知らないが、ウチの店で大きなお札を出す人が増えてきた。きっちりした額を持っていても「両替がてら」ということで大きなお札を出すということは目に見えている。 そんなこんなでウチの店ではこのところ小銭の不足が慢性化している。小銭が不足すれば用意しなければいけないが、きょうびおいそれと銀行では両替できない。手数料が掛かるからだ。だから今日のこのお客さんのように率先して小銭を多く出してくれるお客さんというのはとてもありがたいのだ。 それにしても話を聞いてみるとこのお客さん、小銭を出すのには「小銭がやたら溜まってしまう」というこの方なりの事情があるらしい。詳しくは聞けなかったが、どうも小銭がやたら集まってくる業種らしい。つまり慢性的に小銭が不足する当店とは真逆なのだ。 小銭が不足しがちな当店、小銭が余ってくる店、この両者が上手くくっつけられたらどんなにか良いだろうか、と思うのだが、そこまではさすがに行政でどうこうできる問題でもないだろう。でも少なくともこの現状を知ってほしいと思う。銀行の両替が有料になっている現状では、両替というものはともすれば、国家レベルで対応するべきミッションになりつつあるんじゃないかと思うからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月29日 23時55分26秒
コメント(0) | コメントを書く |