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2024年07月10日
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カテゴリ:仕事のこと全般
先日テレビを見ていたら、宅配の再配達をなくすための手立てとして、現在様々な方法が考案されているということがレポートされていた。いわゆる「置き配」を推奨すべく周りの状況を整える、といった様々な施策が考えられているのだが、それは最新AI技術も駆使した画期的なものだ。宅配業界全体を考えれば歓迎すべきことだと思う。

翻ってウチの店、宅配はやっている。ただ酒屋の宅配といえば伝統的に「自店の商品を顧客に配達するもの」(とうに廃れかかってはいるが)だが、ここではその宅配ではなく、ギフトなどの宅配について言う。

例えばある顧客から中元・歳暮のまとまった受注をすることがある。その届け先が遠方ならば否応なく宅配便を使うが、近隣ならば自分でクルマを走らせて配達する。その方が格段に安上がりだからだ。そういういきさつで我々は、顧客以外の見知らぬ方のお宅にも商品を配達する機会が生じるのである。



さて冒頭で話題にした宅配における様々な新しい施策、これらはある意味、大手だからできることだと思う。卑屈にはなりたくないが、技術的に我々レベルでは到底真似はできない。最低限、自前の「不在表」は作ってあって、それに連絡先を書いてあるので、あとは不在者からの連絡を待つ、というだけのレベルだ。

中には不在表を入れたにもかかわらず、まったく連絡をよこさない人もいる。あまり長期にわたって連絡が無いので業を煮やして再訪問したら、「あ、そういえば不在表はいってたっけ」と、あっけらかんと言われたことも一度や二度ではない。こういうのは本当に腹が立つ。

こんな時思うことは、昨今大手の宅配便業者以外の見知らぬ業者がいきなり配達にくるということがそもそも少なく、そういうのがかえって訝しく感じられているのではないか、ということだ。実際に訪問先の方の表情からそれを読み取ることも無いではないし、逆に私が受け取る立場だったらそう感じているかもしれない。事実ウチに(プライベートの)配達に来るのは今や100%大手宅配業者だからだ。

もしそうなら我々は、(ギフト需要での)個人宅の宅配から退場せざるを得ない時期に来ているのかもしれない。自らクルマを走らせて数分で行けるところでも宅配便を使うことになってしまうのは、いかにももったいないが...。





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最終更新日  2024年07月10日 23時50分57秒
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