土曜日の通訳クラスの授業で。
いつものようにテープから流れる文章を訳していく。
一度聞いただけでその全体像をつかみ要約をし、2度目にはそのパラグラフ全部を訳せるようにならなければならない。が、実際はなかなかうまくいかないのだが。
「中国の芸術団」についての話で、講師に当てられた。何となく意味を訳したところで講師が質問。
講「この文章に人名が出てきたけど聞き取れた?」
・・・あ、そういえば確か・・・
私「チョウゾンリ・・・」
講「そう。じゃあ、チョウゾンリって誰のこと?」
・・・え~、ゾンリだから総理、どこかの社長のコトかなあ?
私「・・・分かりません」
講「じゃあ、日本人全員に聞くけど、誰のことだかわかる人?」
みんな首を横に振る。
講師ため息・・・「中国語勉強してるなら常識よ~」
他の中国語ネイティブの生徒達も「日本人が知らないなんて、悲しい・・・」
そこで思い出した。
チョウゾンリ・・・チョウ総理・・・周総理・・・・
私「あ・・・周恩来!?」
講「そう!周総理と言ったら周恩来でしかなくて、ほかの誰でもないの。毛主席といったら毛沢東でしかないの。この二人は特別なの。今の胡錦涛や江沢民はフルネーム+役職だけど。」
そおかあ~。
周恩来と毛沢東はスペシャルなのね。
周総理は周恩来、覚えました。
私の場合はリスニングに問題があるので、発音→漢字に結びつけるのに時間がかかるのだけど、留学していた南開大学の卒業生であり、正門に銅像が建っていたのに、忘れてた。
確かに、通訳をする上で、中国人の習慣や考え方を知ると共に、歴史や政治も常識として知っておくべきなんだよね。
今日はビジネス会話から少し離れて、日常の勉強であまりなじみのない文章を講師がセレクト。ジャンルもバラバラ、どんな話題がでてくるかわからない。あえて難しい単語を使っていたり、叙情的な表現、成語を多用していたりしてなかなか難しい。他に「ドジョウ料理の思い出」、「赤ん坊の記憶について」「林則徐について」etc・・・林則徐だって、名前聞いたことあるくらいだもんね。もし彼が中国人にとってどのような存在か知っていれば、訳す際にかなり役立ったハズ。このスクールで学ぶことってホント多い。
それにしても、知らないと言った私たちに対して講師と中国語ネイティブたちの嘆きっぷりといったら・・・
もし逆に、田中首相、佐藤首相なんて出てきて中国人がピンとこなくても、私たちは全然悲しくないと思う。むしろ、知ってたら「すごいな~」とビックリすると思う。
ところで、今日はNOVAのVOICEに参加しました。
最近ちょっとサボり気味で、英会話力の低下を身をもって感じています。
40分×4コマ参加して、最初の2コマはもう全然ダメ。頭も口もはたらかない。
3コマ目からやっと自ら喋りだせました。
後半になると、TOEIC終了組が何人か入室してきて、話題は「新テストどうだった?」に。
次のTOEICは7月に受けようかな。
気合を入れてVOICEフリーパスを購入。週2ペース目指して通うぞ~。