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カテゴリ:中国語
通訳スクール、相変わらずの緊張感だけれどそれが快感にもなりつつある今日この頃です。
講師(中国人)が開口一番、W杯のチケット問題について話し出した。講師や他の中国人の生徒達が一様に「絶対中国が悪いよ~もっと条件のいいところに売ったにきまってる!」「何でチケット購入できるなんて中国を信じちゃうんだろう?」などと熱く語り、日本側の肩を持つのにちょっと驚いた。「また中国に対する印象が悪くなっちゃうよ・・・困るね」あ、そういうことも気にするのか。。。 やっと授業の構成が分かってきた。 1.小テスト 15分で10問の長文翻訳。ずっと手を動かし続けても時間内に終わらない。 2.時事問題やコラムなどを聞いて(中国語)シャドウイングとリプロダクション 中国でも低排気量の小型車が売れ出した話 3.日文中訳 朝日新聞の記事で高校生の日中交流プログラムについて 4.ビジネス会話 4人一組になって日本人ビジネスマン、日方翻訳、中国人ビジネスマン、中方翻訳に役割分担し、商談を行う。 訳す際も実際のビジネスシーンのやりとり(私には未経験なのだが)に臨機応変に合わせた自然な言葉にしなくてはならない。 例えば 「王総対我men公司従来都是特別照顧」は 「王社長にはわが社は長らくご高配を賜っております。」 「那ni已経是総経了,真了不起」は 「そのご年齢で既に社長でらっしゃいますか。かなわないですね」 になる。確かに「真了不起」を型どおり「すごいですね」と訳しちゃ子供っぽいか。 午後1時半~4時までの2時間半の授業で、通常は休憩時間なしのギュウギュウ詰めで相当疲れる。今日は生徒の状態を見た講師が、 「みんな疲れてるみたいね、休憩しましょう。」 わ~いっ! 「1分ね。」 ・・・短っ! 喜んで損した。 トイレにも行けないよ~。 スクールを出るとき中国人のクラスメートと一緒になったので山手線で一緒に帰った。日本語の難しさ、中国人の国民性について、転職について、などオール日本語で話し続ける。そこで彼女が言った言葉 「日本人は、中国人とビジネス上の付き合いをすると必ず痛い目にあい、中国嫌いになると思う。やっていいこと悪いことの基準が違うから。中国を好きでいつづけるためには、ビジネス抜きの友人関係でない限り難しいよ」 中国人自らそんなことを言うとは。 頭の回転が早く知識も豊富な人だと思った。やはり通訳は喋るのが好きでないと。人数が多ければ日本人クラス、中国人クラスに分けたそうなのだが、現在は一緒である。最初は効率わるいんじゃないかと思ったけど、今は中国人と同じクラスですごく良かったと思う。講師以外からもナチュラルな表現を学べるし、文の組み立て方、考え方や習慣などホントためになる。メディアでの一律な中国観よりもいろいろな話を聞けて面白い。何より同じ目標を持ち、語り合える存在は貴重だ。 スクールのあとは、なぜか無性に日本語の本が読みたくなる。(普段は全く読書家ではないのですが) とりあえず書店で平積みの角の本を購入。 奥田英朗の「イン・ザ・プール」 会話のテンポが良くて笑った。 心の病をショック療法で治す変態精神科医の話。 通学用にA4ファイルの入るトートバックを購入。 シンプルで軽いPORTERのもの。 最近休日の私服も小物もカジュアル化が進んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年06月06日 00時54分31秒
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