磨き石

先日、寺に行ったときにお坊さんが話した話しなのですが・・・。
そのお寺に、通われている大きな病院のお医者様とお話しをされたときのことをふと・・・今日思い出したので書きます。
挨拶というのは、誰でも小さなときから人に会ったら挨拶をしなさい！！と、教えられてきたでしょう。大嫌いな人、嫌な上司などなど、挨拶されたらいやいや笑顔でご挨拶が定番。
ふむふむ・・・・確かに私もそう学校だろうが、親からであろうが、世間一般に挨拶するのが当たり前と思っていたのですが、なんとこの坊さんの話は、嫌なやつには挨拶するな！！です。
私は、子供と一緒に行っていましたが、学校でも挨拶しなさいといわれるでしょう～と話をふってきました。
特に、子供は登校中に出会った人にはあいさつをなんていいますが、世の中こいつは犯罪者だ！悪人だ！という顔には、はじめから近寄りませんが、いつも同じ場所でこっちを見てるへんだなぁ・・・と思っていても、挨拶しなさい！！教育では、顔をみてなんだか人がよさそう・・・と、挨拶をいやいやする。大体がいまどきの犯罪は、いかにも！！といった悪人顔というよりもごく普通の顔。
やられちゃいますよ。
と、冗談交じり・・・・。
で、本題はですね、このお医者様が嫌な人などから挨拶をされても、絶対挨拶はしないほうがいいという話なのですね。
それは、なぜか・・・・。
どうしてもこの人は・・という人に挨拶されて、今までのというか、世間一般では挨拶を返すべきです。
べきですが・・・挨拶を返すことによっていつまでも、相手のことを許せないであったり、心にうらみ？苦しみ？そういったネガティブな感情を溜め込んでしまうそうで・・・。
心療のデータでも、嫌いな人に挨拶を返すというのは非常によくないとの結果らしいですが、私はこの話をきいてなるほど！！でした。
私の場合は、やはり主人であったり、主人の母であったりとあるのですが、ストレスというのは根源からはなれていると非常に調子いいです。
でも、たしかにいやいやでも会わなければならない状態のときは、一気にフラッシュバックというかすごいですよ。
たしかに、挨拶しないと相手にどう思われたとかなどいろいろな思いはあるかと思います。
でも、私は相手がこいつ挨拶もしない！！気分が悪い！！と、おもわれても、それ以上に気分の悪い思いをしてますのでと考えてやり過ごすといいかなと。
なにより、このお医者様挨拶をしないことによって相手に対しての嫌とかそういうネガティブなものがだんだん消えていくとのこと。
消えたときに、相手が挨拶して自然に挨拶できればそれでいいし・・・。
もしかしたら、私の方からお元気かしら♪なんて挨拶するかもしれませんねぇ。
今まで、当たり前の一般常識が、お坊さん、お医者さんといったなんだかすごそうな人がいったのもポイントなのかもしれませんが、この意外な感じがとーーーっても、面白い。
まぁまぁ、坊主失格だわ・・・と、思われる方もいるかもしれませんが、私は自分の経験上、精神的に追い込まれた原因になった人に挨拶を返す行為がどれだけ自分の心を犠牲にするのかがわかるだけに楽しいお話として受け取れました。
公務員試験にも一般常識って、試験項目にありますがものさしって無いほうがいいです。
世の一般常識って、ものさしですよねぇ・・・。
ものさしがあると、ものさしの範囲しか見ませんからね・・・。
そうなると、ものさしの範囲でしかみれなくなってしまうものです。