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テーマ:障害児と生きる日常(4434)
カテゴリ:母のひとりごと
昨年末、長男自身が「自分がアスペルガー症候群」であることを知った。
大きなショックを受け「普通の人と違う気がする」と泣き続けた長男だったが、2人でゆっくり長男の個性について話し合ったり、吉田友子先生著の「あなたがあなたであるために」という、アスペルガー症候群を抱える本人のための解説書を一緒に読んで理解を深めたりして、大きく不安定にならず静かな日々を過ごしている。 長男が朝食をとりながら「本を持っていってもいい?」と聞くので「いいよ。先生と読みたいんだね。」と答えた。 本人がアスペルガー症候群と知ることになった日は、冬休みの前々日。 その翌日、担任と一緒に本を読んだといっていた。 私は何も本も持たせていなかったのだが「ADHDの本」。 そして昨日うちから本を持っていったら、先生から借りてきた本は「ADHDのおともだち」。 医療機関では一度もADHDの診断はない。 以前に通っていた最初の医療機関では「一見ADHDのように見えますが、彼の問題はADHDから来るのではなく、広汎性発達障害からのものです」と言われた。 今通っている医療機関で、リタリンを試したいとドクターにお願いしたことがある。 「彼はADHDじゃあないですよ・・・ADHD的側面もあるけれど、リタリンは効かないと思います。でも試してみないことにはどうなるかわかりませんからね、後悔しないためにもやってみましょう。」とリタリンを飲んでみたが、全く効かなかった。 私から見ても彼はアスペルガー症候群の特長を持っていると思う。 そういえば思い出したのだが・・・今は転勤していない先生。転入したばかりの2年生のころ「長男くんはアスペルガー症候群じゃないですよ。」と言った。 「じゃあ何だというのですか?」と問うと「私は専門家じゃないから答えられません」と言われた。 私は彼を自閉症スペクトラム障害と考え、そのように告知し、受け容れるように話し合っている。 そして学校ではADHDの本を読んで帰ってくる・・・。 これではいけないと思う。 医療機関も診断し、親もそうだと言っているのを学校でくつがえすようなことをするなんて・・・長年の信頼が崩れてしまいそうだ。 たまたま今日、新しい医療機関の予約を取る予定だ。 年内に診察を受けられる予定だが・・・。 長男は昨日「あなたがあなたであるために」を交流学級に持っていって話をしたそうだ。 自分がアスペルガー症候群であることを話した。 普通学級のお友達は 「そんなに苦労してたのか・・・」とか「何かわからないことがあったら、いつでも聞いてね」と言ってくれたと喜んでいた。 長男が「アスペルガー症候群」と「ADHD」という名前の狭間で混乱しなければいいのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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