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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:母のひとりごと
日曜日の7時に、のんびりテレビの前に座っていられることなどほとんどないのだが・・・。
昨日は疲れ過ぎてお風呂に入る気力もなく、ぼんやり座ってチャンネルを変えていたら。 ある番組が目にとまった。 BSドキュメンタリー「僕たちを抱きしめて」 キレやすく学校でも家でも対応が難しいとされた子どもたちが3年間通う全寮制の学校(イギリス・オックスフォードシャー州)を取材。108人のスタッフ(教師とケアスタッフ)が40人の子ども達の指導にあたる。この学校では荒れる子ども達をしっかりと抱きしめることで心を安定させるという教育法がとられている。 その学校での日々。 発達に問題を抱えているのか、環境に問題があるのか、それとも両方なのか・・・わからないけれど、とにかくじっとしておらず暴れまわり、悪い言葉を吐きまくり、つばを吐き、しまいにはイスを投げたりする。 スタッフたちは、手を離さない。 どれだけ子供につばを吐きかけられても、噛まれても、罵倒されても、手を離さない。何かどうしてもその子の手を離さなければならないときには、代わりの人がその子の手を握る。 子供の感情が暴れだすととにかく手を握る、うしろから両手を握って話さない。 別室に移ってゆっくり話し合い、自分の気持ちを言語化できるよう自分の行動を振り返ることができるように、じっくりと時間を取って話し合う。 ある大柄な男の子がイスを持ち上げて暴れているのを、お風呂上りの長男が見て・・・ 「ママ、この子たちを見ていると昔のボクみたいだよ・・・ボクも随分成長したなあ~」なんて言ってましたが。 彼らはたくさんのスタッフによって、自尊心を回復し言語化することや客観性を持ち、卒業していく。 卒業していくときには、離れ難くて涙涙。 ここまでできればすごい。 これを見ていろんな思いをする方もいるだろう。 でもぜひ見て、考えてほしい。その価値のある番組だと思う。 再放送は4月17日と18日の深夜。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月14日 15時43分35秒
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