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テーマ:男の子3兄弟の子育て(996)
カテゴリ:母のひとりごと
やや社会性の低い三男。
困っているときもどんなときも、いつも笑ってる。 決して楽しい笑いじゃない。 三男の笑顔がステキだね、かわいいね、とママ友たちは言ってくれるけれど、三男の笑いはそんな笑いじゃない。 状況がわからない笑いなんだ。 お隣の妹ちゃんは、6年生。 先月の6年生を送る会では、5年生の代表として司会をつとめた。 お隣ではそのビデオを観るたびに大笑いするそうだ。 三男が登場するシーン。 卒業する6年生の名前を紹介しなければならないところ、モジモジしていていつまでも名前が出てこない。 おちんちんを触ってもじもじ・・・ニコニコと笑顔を浮かべ数秒してからやっと名前が出た。 この間のこども会の進級祝いの席でのことを、夕食時に聞いた。 お隣の妹ちゃんが三男のことを「バイキン!触るな。お前が触るとバイキンがうつる」と大声で言ったらしい。 それを聞いた他の高学年の男の子たちも「バイキン、バイキン」とはやしたて、学校でも追いかけられるそうだ。 それを二男も笑いながら話す。 これはいけない。 二男に伝えた。 「バイキン」と誰かのことを言うのはいけない、と。 二男は 「だって、三男はさ~笑ってるし・・・意味わかってねえし」 ママ 「じゃあ、キミは耳の聴こえない人の前で、どうせ聴こえないんだからと悪口を言うのか? 三男が意味がわからなくても、悪口を言うのはいけないことや。 キミが言うてなくても、やめろと言わないのは、言うてる人と同じだけ悪い。 そんなわからんちんの三男のことを、キミは守ってあげなきゃならんだろう! お隣の妹ちゃんと一緒にはやし立ててどないするねん。 今度、妹ちゃんが三男のことをバイキンとか言うたら、あんたは『バイキンじゃない。』と言いなさい。」 それでもダラダラしてマジメのきかない二男を一発ビンタ。 「たたいて悪かったけど、キミのしていることはひどいことや。理解できないからってひどいことを言っていいと思ったら大間違いや。キミは賢いからわかるな?」と言った。 その間、いつもと変わらぬ様子でフラフラしながらご飯を食べていた三男。 二男が怒られている間もニヤニヤ笑ってた。 三男にも 「バイキンと言われたら、言わないでといいなさい。 自分でしっかり悪いことがわかって、やめてと言える人になりなさい。」と言った。 とにかく今回のことは、子供たちがどう出るかしばらく様子を見てみることにしよう。 2階で洗濯物を片付けていたら、そーっと三男がやってきた。 そして耳元で小さな声で 「ママ、ありがと」と言った。 三男はわかってる。 バイキンと言われて辛かったんだ。 でもどうしたら良いかわからなかったし、言い返せなかったんだ。 いやなことは、いやと言える人になってほしい。 そして子供たちには自尊心を育てて、自分を愛せる人になってほしい。 自分を大事にできたら、他者も尊重できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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