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テーマ:障害児と生きる日常(4434)
カテゴリ:母のひとりごと
夕べ「ベストハウス123」を観た。
脳科学者の茂木健一郎氏が登場して、脳の不思議みたいなテーマ。 登場したのは世界的に有名なサバンの3人。 ・円周率を小数点以下何万桁まで言える人 ・風景を見ただけで、記憶の風景を細かく正確に描ける人。 ・レインマンのモデルとなった男性。日にちを言えばそれが何曜日が答えられる、電話帳を全て記憶しているなど。 茂木さんは 「形にはめるな。愛をもって個性を育てることが一番大事だ」と力説していた。 そうだ。確かに。 愛によって脳は変わると思う。 でもね、私の周りにいる人たちは、自閉症ときくと、 ひきこもりと思っているか天才と思ってる。 私の知ってる自閉っこたちは、ひきこもりでも天才でもない子が多い。 もちろん小さい頃から難しい漢字を書けたり、音を聞いただけで何系の電車かわかったり、全国の駅名を全て覚えている子もいる。 私が心に残っているのは、三男の担任のことば。 家庭訪問にやってきた担任に長男が発達障害を抱えていて、特別支援学級に通っていることを話した。 するとその担任は「長男さんは天才的に頭が良いでしょう?」と好奇心むき出しにして食いついた。 「いいえ。ただの変わったお兄さんです。」と答えた。 茂木氏の意図は理解できる。 人はそれぞれで、みんな同じだったら社会は進歩しないし面白くない。 だからみんないろいろでこそ、楽しいし受け容れあうべきだという意見。 思いっきり共感する。 でもみんなはそんな温かで静かなメッセージより、ショッキングな映像に釘付けになる。 あの天才サバンたちを見て思う人がいるんじゃないかな・・・。 あの子は自閉症だと聞いてるのに、特別な才能を見出されていない。何とかわいそうなことか・・・あの子の親は怠け者だ、と。 天才的な自閉症者が紹介されるたびに、嬉しい気持ちと後ろ向きな気持ちに襲われる。 でも個性豊かな人たちを紹介するのは良いことなんだろうな。 今日は長男の参観・懇談。 懇談後に中学体験について話し合いたいと担任から留守電が入ってた。 何だろうな・・・もともとすっと入学許可されない中学だとわかっているものの・・・いきなり拒否されたらつらいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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