|
テーマ:障害児と生きる日常(4434)
カテゴリ:出会いに感謝!
1年待ちの発達障害専門クリニックの初診日だった。
たたずまいは、ふつうの一軒家かカントリー風のお店といった雰囲気。 おうちにおじゃまするように、ドアを開けると中には喫茶店みたいなカウンター。 ガラス張りになっていないので、カウンターみたいだし番台みたいだし。 そこで名前を告げて6帖ほどの待合室で待つ。 そこにはきれいなキルトのカバーがかけてある、清潔なソファーが2つ。 居心地の良いお家におじゃましたような気分。 ケーキと紅茶でも出てきそうな雰囲気。 優しいおばさんといった感じのドクターとカウンセラーの先生が2人並んで招き入れてくれた。 事前に出生や育ちに関する事前調査票、学校の担任からの学校の様子が書かれたもの、厚さ1センチにもなろうかという書類が送付済み。 まずおばさんドクターと長男の話し合い。 どうしてここに来たのか? 何か困っているのか? どんな勉強が好きなのか? 運動は何が好きなのか? 習い事は何をしているのか? ビーズクッションの感触を楽しみながら、長男は矢継ぎ早やの質問にニコニコと笑顔で答えていた。 診察は11時から・・・5時間目のプールに間に合いたくてしょうがない長男は、早く済ませたくて仕方がないようす。 長男との話を終えてから、私と主人と話し合い。 その間、隣の空間で心理の先生が遊んでくれていた。 今後4回ほどの検査をしてから、彼の困り事を具体的に把握して、どのような環境を整えていったら良いのか方向性を決めていきましょう、ということになった。 診断については、3歳の頃に「情緒の発達が遅れている」、6歳の頃にはT医師によって「PDD-NOS」、現在は「アスペルガー症候群」ということになっている。 今日の所見では 「まあはっきりとアスペとは言い難い。やはりT先生の診断のように『特定不能の広汎性発達障害PDD-NOSという感じでしょうか・・・彼の場合には何かの診断をつけることに意味がないように思えますね~』という意見。 珍しく夫が口を出した。 「薬を全く見直しできていないので、このまま飲み続けていて良いのか、本当に効いているのか知りたい」と言っていた。 おばさんドクターは薬の種類と量を効いて「まあかなり飲んでるわね~」とビックリ。 来週の金曜日に1回目の検査の予約を入れた。 長男はとても気に入った様子で、そこの通うのを楽しみにしている様子。 そこに入った瞬間、その人に会った瞬間にこの人と合うか好きになれるかどうか、感じ取ってしまいがちな私。 きっと私たち家族の困難が減っていくんじゃないかな~と期待できる日で、嬉しかった。 そして診察費用がビックリするほど安いのにも、驚かされたんだ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[出会いに感謝!] カテゴリの最新記事
|