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2008年11月10日
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カテゴリ:母のひとりごと
信頼していたT医師が北海道に戻って以降、小学2年の頃から今まで総合病院の精神科にかかっている。

その病院はいつも混んでいて、予約をしても3時間待ちは当たり前。
ドクターはいつも疲れていて、落ち着いて話ができない。
そりゃあ気にせず色々話せば良いのだろうれど、どうもドクターの三十まぶたと後ろに並ぶため息混じりの人たちを見ていると、ものの5分で診察室を出てしまう。

混んでいるからという理由だけでなく、外来にカウンセラーがつくことはほとんどなく、子供と同席で話さなければならない。
だから話せる内容は限られる。

その病院には車で10分かからず行けるし、ドクターは疲れていることを除けば長男のことをよく理解してくれているし、私も気が合うと思っていて、そういう部分では不満がないのだ。

これからもっと長男が大きくなったとき、やはり本人がカウンセリングを受けられる場所が欲しいと思った。
今は親が主体だけれど、そのうち本人が自分で通い、自分で気持ちを話したり言葉にすることで疲れを癒したりできるようになれば・・・という期待もあり、夏には1年半待ちで新しい発達障害専門クリニックを受診した。

前回の診察の際に、おばさんドクターは
「これだけ落ち着いていて、安定しているのだから、継続してお会いする必要はないでしょう」と言った。
その言葉を聞いて、同席していたカウンセラーが
「いやいや、夏休みは大変だったのです。
兄弟との関係や、お薬の問題もありますし、継続的に関わる必要があるお子さんだと思います。」と少しあせりながら言った。

おばさんドクターは
「あらあらそうだったの・・・」なんてヒトゴトのように言った。
「そういうことなら、今通っている病院で紹介状をもらってきて、こちらに月に一度通ってもらうようにいたしましょうか」なんてのんびりしたことを言った。

私は夏の辛さを忘れない。
ここのクリニックにも2回、ファックスを送った。
本人も辛い、家族も困っている。
警察も呼んだ、児相にも知らせて下の子をショートステイさせる話まで出ている、と。

それでも門前払いだった。
「先生はお忙しいのでお会いできません」ときっぱり。
私なりに危機的状況であることを、書き送ったのに、ドクターには何も伝わっていない。
そのうちにどんどん無気力になり思考力が落ちて、何もできなくなった・・・。

そんな話を先週の自分のカウンセリングで話した。
私の信頼するカウンセラーはそのドクターを知っている。
「実はね・・・うちの先生はあそこの先生のことを素晴らしい~!って言うんだけど・・・munmunchiさんだから言うけどね、私はどうしても好きになれなかったのよ。
発達障害児にかかわっていて、熱意はあるけれど、どうしても暖かさが感じられないというか、人間的な優しさが伝わってこないので、私はあまり良い印象がないのよ。」と言った。

私も同じ印象だ。

診断が「幼児の頃の自閉症的症状は薄らいで、今の問題は知的障害」とされたことも少なからずある。
発達障害の診断は難しい。
でもね、今の長男の自閉性が隠されているのは、本人と周囲の努力の賜物なんだ。
適切な投薬、環境調整、いろんな部分で本人も家族も学校も努力を重ねた。
だから普通っぽく見える。

普通っぽく見えたからといって、彼の自閉的側面は変わらない。隠されているだけで何かが崩れたらすぐに現れて生活に大きく影響を表す。

そこを理解してもらえなかったのも不信感の原因ではある。

来週金曜には総合病院での外来予約が入っている。
さて、どうするか。
別れを告げて紹介状をもらうか?

とりあえず新しい医療機関にかかってみようと思った理由を隠さず話し、ドクターに不信感があったわけではないことをよく告げてから、発達障害専門クリニックの診断を見てもらう。
現在の主治医の意見を聞き、私自身新しい医療機関に主治医をかえるかどうか迷っていること、ありのままを話してみようと思っている。
現在のドクターは信頼している。きっとそれは伝わっていると信じているし、しっかり言葉で伝えたいと思う。

その診断についての意見を聞いた上で、これからどちらの医療機関にかかっていくか考えたい。










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最終更新日  2008年11月10日 12時06分34秒
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